2017年11月5日日曜日

【秋のモーラム・ツアー2017】Part 1:プラトム・バントゥンシン@タイワッサドゥ・ミンブリー

 ◆ประถมบันเทิงศิลป์ @ หน้าห้างไทวัสดุ มีนบุรี(26 ก.ย. 2560)

いよいよ始まりました!モーラムの本格シーズンの到来です。

モーラム楽団は通例、雨季が明ける10月頃から徐々に活動を開始します。

しかし今年(2017年)は10月26日にプミポン前国王の葬儀が予定されていた為、その前後は活動を控えるという事で、特例的に9月からの楽団開きとなりました。

今回の訪タイはラムヤイ・ハイトーンカムの誕生日が10月3日なので、それを中心に計画していたのですが、その前後に楽団開きをするモーラム楽団が結構あったので、結果的にモーラムツアーみたいになりました。

まず最初はバンコクに到着した当日の9月26日にミンブリーのタイワッサドゥ前でプラトム・バントゥンシンのコンサートがあったので、それを観に行って来ました。






バンコクには予定通り到着したものの、ちょっとしたすったもんだがあって、結局会場に到着したのは21時半頃。コンサートもすっかり始まっていました。

前回タイに来た時も運良くプラトムのコンサートを観る事が出来たのですが、その時は雨季という事もあり、ミニ仕様(大きなセットではなく、シンプルなステージのコンサート)でのプラトムでした。

ミニ仕様はそれはそれで楽しいのですが、やっぱりフルセットを観てのモーラムですので、今回は楽団開き後という事もあって、完全版仕様のステージを観る事が出来ました。

前季も何回かプラトムのコンサートは観ていたのですが、今季はさらにパワーアップしていたようです。

何が違うかと言えば、やはり一番大きいのはステージセットと衣装ですね。

どの楽団もそうなんですが、年々豪華になる傾向があって、特にプラトムなのどのトップ楽団はお金をかけているようです。

前季は吊りものを使っている楽団がありましたが(今季も使われていました)、この日のプラトムでは本物の火を使っていて驚きました。火を使っているのを観たのは初めてです。










それと気になるのが、今季はどんな曲が選曲されているかという事ですが、以前このブログでもお伝えしていた「コンサートを楽しむ為に知っておきたい最新ヒット10選」で選んだ曲はほとんど歌われていました。

特にビックリしたのがチンタラー・プーンラープの「タオ・ゴーイ」の人気です。この日もこの曲が歌われるとサビで大合唱が起きていました。

他にもタカテーンの「ガイ・ゴーン」やポン・ヂャンタポンの「プーニープ・イーピ」はこの日以外の他のモーラム・コンサートでも必ず歌われていましたね。



また、シーズン開始に合わせて看板歌手がオリジナル曲を発表するのも最近の傾向と言えるでしょうか。

この日も主要歌手のエーン・オラディーが「ラック・ター・サムーヂャイ(รักเธอเสมอใจ)」、マイ・パッチャリーが「ナーノーン・ヤイ・ソンヂャイ・ボ・アーイ(นาโนนใหญ่สนใจบ่อ้าย)」といったオリジナル曲を披露していました。






しかし、モーラム楽団が動きだしたからとはいえ、前倒しでの開始の為、心配なのは雨でしょうか。

この日は途中小雨がぱらついて、もしかしたら降るかなという場面もあったのですが、何とか12時まではもちました。

しかし、その後大粒の雨が降って来たと思ったら、一気に土砂降りになり、残念ながらコンサートも強制終了となってしまいました。バンコクでのコンサートはだいたい1時くらいまでなので、もう少しもってくれれば良かったんですが・・・。

でも、プラトムの豪華なステージが少しでも観られただけでも大満足のモーラムツアー初日でした。

2017年10月28日土曜日

【ルークトゥン・モーラム新時代】歌手たちが自ら発信するYouTubeオフィシャルチャンネル

◆ルークトゥン・モーラム歌手達のYouTubeオフィシャルチャンネル

相変らずインディー全盛のルークトゥン・モーラム界ですが、その余波はメジャー系の歌手たちにも影響を与え始めています。

SNSで歌手自らが情報を発信するという事は、以前から行われていましたが、最近はYouTubeでも歌手自身がチャンネルを作り、プロダクションに依存しない形で動画をアップしています。

そこではプライベートな映像だけに留まらず、所属しているプロダクションのチャンネルにはアップされていないオリジナル曲などもアップされるようになり、ファンとしては見逃せない状況になっていています。

そこで、今回は現時点で当ブログが確認できている歌手のオフィシャルチャンネルをまとめてみました。

多分、ここで取り上げている以外にもまだまだあると思いますが、それらはまた後日記事としてまとめようと思います。

【1】JINTARA CHANNEL Official(チンタラー・プーンラープ・チャンネル・オフィシャル)
https://www.youtube.com/channel/UCyH9Q1eW11Qi_0RtEVKq1rg


今、再びブレイクしているモーラムの中でも特に知名度のある歌手、チンタラー・プーンラープ。彼女のオフィシャルチャンネルがこちらです。

まだR-Siamには所属していると思いますが、会社とは別に自身のこのチャンネルで情報を発信しています。

特に現在大ヒット中の新曲「タオ・ゴーイ」のMVは、このチャンネルだけでアップされているものです(R-Siamのチャンネルではアップされていません)。

また、MV撮影のビハインドシーンなども見られて、ファンならずとも要チェックなチャンネルです。






【2】Nuch.W Channel(ヌット・ウィラーワン・オフィシャルチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCY9vTQ-o4J4Xwk5rV9LTDvg


こちらも今、モーラムコンサートで大人気の曲「プーサオ・マックムアン」を歌っているR-Siamの歌手、ヌット・ウィラーワンのオフィシャルチャンネルです。

ただ、彼女の場合はこのインディーブームに乗じて始めた訳ではなく、すでに3年も前からこのYouTubeチャンネルで様々な動画をアップしてきています。

動画数はそれほど多くありませんが、R-Siamのチャンネルでは見ることができないものもあるので、一度はチェックしておいても損は無いと思います。






【3】Takkatan Chollada(タカテーン・チョンラダー)
https://www.youtube.com/channel/UCtvaE5C8DmGaxRFI5jbY3HQ


こちらは今さら説明不要のタカテーン・チョンラダーのチャンネルです。

グラミーなので、さすがに会社とは別のオリジナル曲をここで公開しているという事はありませんが、ライブや様々なジャンルの曲をタカテーンがカヴァーしている動画を見る事が出来るチャンネルになっています。




【4】Dokaor Toongtong(ドークオー・トゥントーン)
https://www.youtube.com/channel/UCNksQtMkyVt2NsudZCEXw3Q


こちらはドークオー・トゥントーンのYouTubeチャンネルです。

3年前からはじめられたチャンネルですが、最近更新されていなくて残念です。

しかし、ドークオー姉さんのライブ動画がたくさん観られるので、ファンとしては嬉しいチャンネルです。





【5】ก้านตอง ทุ่งเงิน OFFICIAL(ガーントーン・トゥングン・オフィシャル)
https://www.youtube.com/channel/UCvIzrhVvKy9Vd1hJ--OpNYw


妹のガントーンも最近オフィシャルチャンネルを開設しました。

ただ、まだ公開している動画は2本のみ。1本は挨拶動画なので、歌が聴けるのは1本のみです。

しかし、チャンネル登録者数は既に2万人。マイク・ピロムポンのカヴァー曲「グラップ・カム・サー・アーイ」は再生回数500万回に到達しようという勢いです。







【6】เอิ้นขวัญ วรัญญา OFFICIAL(アンクワン・ワランヤー・オフィシャル)
https://www.youtube.com/channel/UCIa8j5bG0SXz_bxS004AEVg


アンクワンのチャンネルも最近開設されたばかりなので、アップされている動画は2本のみです。

しかし、これから面白い動画がアップされる可能性もあるので、ファンは今からチャンネル登録しておきましょう。





【7】Praewpraw Channel(プレーウプラーウ・チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCsb569exazfimSNAL6WAI8g


今やラムシンのトップ歌手になったと言っても過言では無い、プレーウプラーウ・セントーンのオフィシャル・チャンネルがこちら。

今回取り上げた中では、もしかしたら一番面白いのが彼女のチャンネルかもしれません。

開設されたのは最近ですが、結構マメに動画をアップしてくれていますし、内容もライブからカヴァーを歌うプレーウプラウ、そして貴重なプライベート映像など幅も広いです。

プレーウプラーウの意外な一面を知る事が出来るかも。





【8】AOPOTJANA CHANNEL(オー・ポッチャナー・チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UC6G65PbgKhJ5DQhdEpSOjag


R-Siamのベテラン・モーラム歌手オー・ポッチャナーのオフィシャルYouTubeチャンネルです。

こちらは1年ほど前に開設されたようですが、数はあまりアップされていません。しかも、闘鶏の動画なんかもあったりで、どんなチャンネルにしたいのか分かりませんが、彼もまたR-Siamとは別に新曲をこのチャンネルでアップしておりますので、チャンネル登録しておいても損はないと思います。





【9】อ้ายไหม หัวใจศิลป์(アーイマイ(マイタイ)フアヂャイシン)
https://www.youtube.com/channel/UC5f21Uct-yjw0nEelWmDoMg


マイタイは現在トップラインを離れて独立しておりますので、ここで取り上げた他の歌手とは若干立ち位置違うのですが、モーラムの重要な歌手ですので紹介おきたいと思います。

マイタイはトップラインを離れた後、2枚のオリジナルアルバムを制作しているのですが、購入できるのが通販かコンサート会場のみとなっているので、その存在を知っている日本人はほとんどいないでしょう。

ただ、このマイタイのチャンネルでそのアルバムに収録されている曲を聴く事が出来ますので、ファンの方はぜひチャンネル登録しておいてください。




【10】TANYA Channel(タンヤー・チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UC5RHt-h_ZXx8UVZb5n_3wug


R-Siam所属の歌手タンヤーのYouTubeオフィシャル・チャンネルです。

彼女も会社のチャンネルとは別に、オリジナル曲を自身のチャンネルで公開しております。

結構人気のある彼女だけあって、チャンネル登録者数が既に8万人超えというのもうなずけます。




【11】เวียง นฤมล Official(ウィアン・ノルモン・オフィシャル)
https://www.youtube.com/channel/UCq47AazCVQ3omDRxJ5CvTrQ

人間国宝チャウィーワン・ダムヌーンの弟子で、グラミー・ゴールドの新人発掘プロジェクト「ノーンマイ・タイダーオ」のシーズン2のメンバー、ウィアン・ノルモンのオフィシャル・チャンネルです。

まだ開設されたばかりですので動画は2本のみですが、これまで他のチャンネルでラムローンなどを公開している彼女。

さすが人間国宝の弟子だけあって、その歌は確かなものです。今後、CDには収録されないようなモーラムの動画がアップされる事を期待したいですね。





ここで取り上げた歌手のYouTubeチャンネルは、インディーブームに関係ないものもありますが、今後ますますこういったプロダクションに依存しない形で個人で発信していく流れは加速していくであろう事は否定できません。

そうなるとデメリットも当然あるでしょうが、間にプロダクションを挟むとリスナーに届く前にオミットされていたものもあったと思うので、直接歌手とリスナーがダイレクトにつながって、良いものか悪いものかをリスナーが直接判断できるようになったという点では、我々にとってはメリットの方が大きいと思いますね。

今後、その他の歌手のYouTubeチャンネルが見つかりましたら、また別の記事として取り上げたいと思います。

2017年9月25日月曜日

【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(2)


イサーンガイドが選ぶ2016~2017年のモーラム楽団ベスト10の続きでございます。

前回は6~10位までをお伝えしました。詳細はこちらをご覧ください。

【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(1)

今回は1~5位までの発表です。

ちなみに年号の表記の件ですが、なぜ2016~2017年と記載しているのか疑問に思う人もいるかもしれないので、説明しておきます。

タイの季節は大きく分けると雨季と乾季の2つの季節になっていて、おおよそ雨季は6~9月、乾季は10月~5月になります。

モーラム楽団は基本的に乾季に活動しているので、年をまたぐ訳です。ですので、シーズンの表記が2016~2017年となる訳です。ちなみに、新しいシーズンは2017~2018年となります。

それでは順位の発表です。


【No.5】モーラム・ヂャイグンローイ(หมอลำใจเกินร้อย)

ボーイ・シリチャイ率いるモーラム楽団「モーラム・ヂャイグンローイ」。

この楽団の個人的な印象は、非常に男目線ですが、綺麗どころが揃った楽団という感じです。

もちろん女性から観た場合でも、相当いい男どころが揃っているようで、自分が観た事のあるモーラム楽団の中でも、お金のマーライがもっともすごいのがこの楽団です。

なので、この順位なのも納得ですね。


前シーズンはあまり観られなかった楽団なので、今シーズンはもっと回数を観たい楽団のひとつです。




【No.4】シアンイサーン(เสียงอิสาน)

今さら言うまでもなく、イサーンでは知らない人がいない、モーラム楽団の最高峰。

マイタイやポーイファイがいた頃のような、存在感のある歌手が少なくなってしまったのは残念ですが、今は今なりの魅力がこの楽団にはあります。

モーラムのゴットマザー、ノックノーイ・ウライポンもまだまだ元気で、これからも何度も観たい楽団です。




【No.3】プラトム・バントゥンシン(ประถมบันเทิงศิลป์)

今、活動しているモーラム楽団の中では、スター歌手がもっとも多いのがこのプラトム・バントゥンシン。楽団立ち上げから60年の歴史を誇る楽団でもあります。

歌手達の存在感も去ることながら、演出なども含めて、そのスケールの大きさには圧倒されます。自分にとっては、モーラム楽団の面白さを教えてくれた楽団でもあります。

まだモーラム楽団を観た事がない人はこの辺りから入っていくのがおススメです。

現在のモーラムを代表する楽団のひとつ。




【No.2】シラピン・プータイ(ศิลปินภูไท)

自分が観たモーラム楽団の中では、全体のクオリティーが最高と思ったのが、このシラピン・プータイです。歌手・ダンス・バンド・ステージ全てにおいて、芸術的とも言える素晴らしさです。

楽団長のウィラポン・ウォンシン師の圧倒的な存在感と、師のイメージを具現化する楽団員達のポテンシャルは、数あるモーラム楽団の中でも群を抜いています。

日本の人たちにもぜひ観ていただきたい楽団です。






【No.1】ラビアップ・ワータシン(ระเบียบวาทะศิลป์)

プラトムもシラピン・プータイも素晴らしい楽団ですが、このラビアップ・ワータシンは総合的に今、最も充実している楽団と言えるでしょう。それがこの結果に現れていると思います。

自粛開けに行われた、パッタウィゴン・マーケットでのコンサートでは、会場のキャパシティを越える観客が集まり、大変な事になっていました。

今シーズンも素晴らしいステージを見せてくれるに違いありません。




最後にオマケですが、当ブログ管理人である私が、前シーズンに観たモーラム楽団のベスト10を勝手に選んでみました。

10.ラッタナシン・インタータイラート
9.ソムヂット・ボートーン
8.モーラム・ヂャイグンローイ
7.マイタイ・フアヂャイシン


6.エーム・アパサラー


5.ラビアップ・ワータシン
4.サーオノーイ・ペットバーンペーン
3.シアン・イサーン
2.プラトム・バントゥンシン
1.シラピン・プータイ

イサーンガイドの順位には入っていなかった、マイタイとエームですが、はっきり言ってカムプンとかよりかは全然良いと思うんですけどね。

日本に於けるモーラム楽団の認識というのは、まだ始まったばかりです。

しかし、確実にファンは増えていますし、分かり難いと思っていたこのジャンルが、意外と需要があるという事にビックリしていますし、同時に嬉しくもあります。

今シーズンはさらに沢山の人にモーラム楽団の事を知ってもらえるように、微力ではありますが、頑張って行きたいと思っています。

2017年9月23日土曜日

【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(1)


9月に入り、続々とモーラム楽団の活動が始まっています。

例年だと10月に入ってから動き始める楽団が多いのですが、今年はプミポン前国王の火葬式の関係もあって、若干早まっています(10月13日前後の音楽関係のイベントは自粛されるものと思われます)。

本格的に新しいシーズンに入る前に、イサーンガイド(อีสานไกด์ ดอท)が選んだ前シーズンのモーラム楽団ベスト10をご紹介したいと思います。

イサーンガイドというのはタイのモーラムファングループで、Facebookを中心に活動しています。

タイにはモーラムファングループがいくつかあって、イサーンガイドの他にイサーン100%(อีสาน100%)、イサーンシン(อีสานศิลป์)、ルークイサーン・ファンラム(ลูกอีสานฟังลำ)、といった所が主だったグループです。

その中でもイサーンガイドは規模・知名度などにおいてトップのグループと言えます。

今回のアンケートはFacebookで行われ、15~70歳の2042人が回答した結果です。

それでは順位をカウントダウン形式で紹介していきます。今回は6~10位までです。

【No.10】ソムジット・ボートーン(สมจิตร บ่อทอง)

10位だったのは、モーラムマスターのソムヂット・ボートーンが率いる楽団でした。ソムヂット先生の代表曲「グラープ・デーン(赤いバラ)」から、「シラピン・グラープデーン」とも呼ばれます。

ソムヂット先生が素晴らしい事は言うまでもなく、バンド・ダンサーともに非常にクオリティーが高い楽団ですので、ベスト10に選ばれて当然でしょう。

新シーズンは美しいステージセットになっているようで、それも含めて、自分にとってはまたコンサートを観たい楽団のひとつです。




【No.9】ヌン・ルンティワー・アムヌアイシン(หนึ่ง รุ่งทิวา อำทวยศิลป์)

こちらもベテランのモーラム歌手ヌン・ルンティワーが率いる楽団です。

2月にラムイントラでこの楽団のコンサートを観たのですが、他の楽団と比べると歌手・ダンサー共に全体的に年齢が高い感じがしました。その分、若干勢いが・・・(笑)。玄人好みの楽団なのかな、という印象を持っていました。

ただ、新シーズンでは新しいメンバーも加わり、結構パワーアップしているようです。




【No.8】ラッタナシン・インタータイラート(รัตนศิลป์ อินตาไทยราษฏร์)

歴史もあり、根強い人気を誇るラッタナシンは、自分にとっても初めて観たモーラム楽団という事で、思い入れのある楽団のひとつです。

しかし、他の楽団を見てから改めてこの楽団を見ると、若干地味なイメージがあります。本当だったら、もっと順位が上であってもおかしくない楽団なんですが、その点はちょっと残念です。




【No.7】カムプン・ルアムミット(คำผุนร่วมมิตร)

カムプンに関しては、正直いまいち魅力が分かりません。

2016年11月にこの楽団のコンサートを観ましたが、歌手も目を引く人が少ないし、歌もそれほど上手くない、ダンサーも平均点で、バンドも勢いが無くて、それ以降は観ていません。

ただ、最近トップラインとも契約したようで、もしかしたらその点の個人的な不満も解消されているかもしれません。

とはいえ、イサーンの人たちはそれなりに満足しているようで、この順位になったのでしょう。




【No.6】サーオノーイ・ペットバンペーン(สาวน้อยเพชรบ้านแพง)

ポン・ピラディー率いるサーオノーイ・ペットバンペーンは個人的にも特に好きな楽団のひとつです。バンコクに頻繁に来てくれるので、今まで観たモーラム楽団の中でも、一番多くコンサートを観た楽団でもあります。なので、この順位というのは不満w もっと上であっても良かった気がします。

ポン・ピラディーはもちろん、歌手も粒揃いで、特にブアゲーウ・シーウボンという素晴らしい歌手と出会えた点でも、自分がこの楽団に思い入れを持っている理由でもあります。

しかし、そのブアゲーウも今はこの楽団を離れてしまいました。

とは言え、この楽団の魅力は変わることないでしょう。機会があれば、何度でも観たい楽団のひとつです。

◆ブアゲーウ・シーウボン&テム・シーによるラムシン


◆ポン・ピラディー


次回は1~5位をお伝えいたします。

2017年9月17日日曜日

【別冊ラムヤイ】ラムヤイ・ハイトーンカムはなぜタイの人々に愛されるのか

◆セーク・ローソーからのラブコールで実現した奇跡のデュエット「カーロック・カーロッ」

ラムヤイについて書くのも久しぶりです。いかんせん、ブログを更新していませんでしたからね(笑)。

ただ、毎度毎度ラムヤイの事ばかりを書いていても飽きられるので、意識的に避けていたという事もあります。その結果、更新が滞ってしまったのですが。

前回ラムヤイの記事を書いたのが3月でしたから、それからかれこれ半年ほど経ってしまったのですが、その間、ラムヤイ周辺では本当にいろいろな事がありました。

その時の記事は「プーサオ・カーロッ」がYouTubeで1億回の再生回数に達したという内容だったのですが、それから半年経った今は何と3億回を超えてしまいました。まさか、ここまで伸びるとは思いませんでした。

曲の人気はもちろんの事、タレントとしてのラムヤイの注目度も格段にアップし、コンサートは連日休み無く、1日3~5ヶ所を周っていますし、テレビやCMへの出演や雑誌で取り上げられたり、映画が作られる事になったりと活躍の場は多方面に渡っています。

◆ラムヤイをはじめとしたインディー歌手が特集された雑誌「BIOSCOPE」


◆これから撮影される予定の映画「プーサオ・カーロッ」


また業界内から評価も高く、冒頭に貼った写真をご覧いただいても分かるように、あのセーク・ローソーからラブコールが来るという意外な展開もありました。また、年末に行われるタイでは最大の音楽フェス、Big Mountain Music Festivalにも出演することが決まり、今やモーラムという枠を超えた人気者になっています。

ではなぜ、1曲ヒットしただけなのに、なぜここまで人気が拡大したのか、自分なりに分析してみました。

【1】若い女の子たちが共感してくれた曲の内容

今回のヒットで一番大きな要因になったのが、「プーサオ・カーロッ」という曲が上手くタイの人々の感覚にマッチした事です。

特に歌詞の内容が若い女の子達の共感を得たようで、ヒット後コンサート会場に来るお客の比率が圧倒的に女性が多くなったのは、これまで応援してきた身としては嬉しい誤算でした。

また、この曲が歌いやすかったという点もヒットの大きな要因でしょう。今ではコンサートの定番となっていて、多数の歌手がステージで歌ってくれています。

タイではまだ著作権という概念が浸透していないので、他人の曲を歌うのは比較的自由です(一部、その辺をかなり厳しくしている会社もありますが)。

なので、どれだけ多くの歌手に歌われるかがヒットするかの鍵となる訳です。その点でもこの曲が成功した一因となりました。

それもこれも、この曲の作者であるアーム・チュティマーの音楽的才能による所が大きいと言えます。

今やクルー・サラーも認める彼女の才能。

アーム自身が歌う曲「アディート・クーイ・パン」とこのラムヤイに作った曲のYouTube再生回数を合わせると、4億回を超えているという点でも、この未来の才能に大きな期待が持てます。

◆テレビ番組「モーラム・ファン・ペット」に出演した際のラムヤイ。パネラーのクルー・サラーがコメントする際に、作者のアームについて触れています。



【2】高い歌唱力と大衆受けするタレント性

曲の良さもさることながら、その曲の魅力を最大限に引き出したラムヤイの歌唱力も、彼女が人気を得たポイントです。

そして、そのルックスも含めてタレントとしてのポテンシャルが高かった事もあって、ラムヤイがタイのメディアを席巻する事になりました。

日ごろのステージで鍛えられている話術や、演技なども出来る事から、テレビ出演やCMのオファーなども多数来ています。

ルークトゥンモーラム歌手でヒット曲を出した歌手は多数いますが、こういう幅広い活躍をした人というのは、そうそういません。

◆ラムヤイをキャラクターに使用した商品のCMソング。実はこれがラムヤイにとっても初のMV。



◆ラムヤイが起用された通信会社TrueのCM。



【3】ジャンルを超えたポテンシャルを持ち合わせる音楽性

これは歌唱力という点にも共通しますが、ラムヤイの場合、単に歌が上手いというレベルではなく、様々なジャンルに対応できるポテンシャルも持っているという事です。

その点は音楽的なセンスが優れている人なら、時間がかからずすぐに分かるものですが、やはり多くのミュージシャンが彼女の才能に気づきはじめています。

その証拠のひとつが今回のセーク・ローソーとのコラボレーションです。

ルークトゥンモーラム歌手とロック系のミュージシャンとのコラボレーションというのは、これまでもパーン・ナカリン×タカテーン・チョンラダー、ラバヌーン×パオワリー・ポンピモンなどありました。

しかし、ラムヤイとセークの場合は、インディー歌手がタイのトップミュージシャンであるセークからの熱烈なラブコールを受けたという点でも、それまでのレコード会社主導の策略的なコラボレーションとは意味合いが違います。

◆9/16に公開されたセーク・ローソーvsラムヤイのコラボ曲「カーロック・カーロッ」


また、毎年12月に行われているタイ最大の音楽イベント「Big Mountain Music Festival」にも出演が決定しました。

◆12月9、10日カオヤイで開催されるBig Mountain Music Festivalの出演ラインナップ。赤丸で囲った部分がラムヤイの名前。


このイベントにルークトゥンモーラム歌手が出演するのは珍しい事ではありませんが、ラムヤイくらいのキャリアで出るのは快挙です。

しかも、今回は異色のコラボが計画されているようで、先日朝の情報番組でイベントの宣伝も兼ねて、ラッパーのゴルフ(Fucking Hero)、エー(Boom Boom Cash)と共にEDMヴァージョンのプーサオ・カーロッを披露していました。

◆ラムヤイ×ゴルフ×エー/プーサオ・カーロッ(EDMヴァージョン)



【4】タイの人々にとって久々に現れた本物のアイドル

タイの人たちの反応を観ていると、久々に現れた本物のアイドルに歓喜しているように思えます。

ラムヤイはイサーン出身で、歌っている歌もイサーンの言葉を使っているので、本来でしたらイサーンローカルの人気者で終わってしまっても当然ですが、今やイサーンやバンコクだけでなく、北からも南からもコンサートのオファーが来ています。

この人気の広がり方はかつてのインリーがブレイクした時を連想しますが、ラムヤイにはインリーが持っていなかった親しみやすさがあるのか、その熱狂ぶりはインリーのそれを遥かに超えている印象を受けます。

今のラムヤイの人気は、どちらかというとプムプアンの影を感じます。ただ、プムプアンの場合は1曲売れただけではなく、短い期間に数々のタイ音楽の歴史に残るヒット曲を歌ってきていますから、今の時点では何とも言えませんが、その可能性は充分にあると思っています。

◆2017年7月ラッチャダーでのラムヤイのライブから「プーサオ・カーフィアオ」。


2年前に初めてラムヤイを観た時、「何かのキッカケがあれば、この娘は必ず売れる」と直感的に感じたものですが、それが現実に、それもこんなに早くやって来るとは、自分自身でも驚きです。

◆2015年10月にバンコクで観た、初めてのラムヤイのステージ。まだ初々しさが残っていますが、その後の片鱗は感じさせてくれます。





人気がどうであれ、自分にとってラムヤイはタイで出会えた最高の歌手。

この人気がいつまで続くかは分かりませんが、どういう状況になっても、これから先も変わらずラムヤイを応援していくつもりです。

2017年9月13日水曜日

【モーラム新シーズン突入!】コンサートを楽しむ為に知っておきたい最新ヒット10選

◆ラビアップ・ワータシンのコンサートより(2017年4月2日ミンブリー・タイワッサドゥ前で撮影)


ご無沙汰しております。

だいぶ更新をサボってしまいました。ネタはあるのですが、なかなかモチベーションが上がらず。

でも、このままでは忘れられてしまうので、怠けた気持ちにムチ打ってがんばりたいと思います。

気がつくと2017年ももう9月。あと1~2ヶ月でタイは乾期に入ります。乾期になると活動し始めるのがモーラム楽団です。

モーラム楽団は例年10月に入ってから活動が始まるのですが、今年はちょっと早めの9月にほとんどの楽団が楽団開きをするようです。

その理由は、昨年(2016年)10月13日にこの世を去ったプミポン国王の火葬が行われる為だと思います。多分10月13日前後はほとんどのコンサートなどが自粛されるのではないでしょうか。

そんな訳で、既に活動を始めている楽団もありますが、今季のモーラムコンサートで歌われるであろう最近のヒット曲をピックアップしました。

もしかしたら今年初めてモーラムのコンサートに行くという人もいるかもしれませんが、コンサートを楽しむには出来るだけ多くの曲を知っておくのがベターです。

別に何も知らなくても充分楽しめますが、曲の知識があればより距離も縮まります。

今回ピックアップした曲は選んだ基準は、9月5日に活動を始めたヌン・ルンティワー・アムヌアイシンのコンサートなどを参考にしていますが、あくまでも自分の予想なので、歌われない曲もあると思います。その際はご了承ください。

それでは早速プレイリストの紹介です。

1.ผู้สาวมักม่วน(プーサオ・マックムアン)/นุช วิลาวัลย์(ヌット・ウィラーワン)


まず1曲目は、まるでモーラムの活動開始に合わせたかのようなタイミングで公開されたヌット・ウィラーワンの新曲です。

タイトルの「プーサオ・マックムアン」は直訳すると「(踊ったりして)楽しむのが大好きな女の子」という意味で、要はモーラムが大好きな女の子の事を歌った歌です。ヌットもイサーンの出身なので、モーラムが大好きなんでしょう。

しかも歌詞の中にはしっかりとモーラム楽団の名前が入っているという気合の入れよう。登場するのはプラトム・バントゥンシン、ラビアップ・ワータシン、シラピン・プータイ、カムプン・ルアムミット、サーオノーイ・ペットバンペーン、ボーイ・シリチャイ(モーラム・ヂャイグンローイ)、シアンイサーン、ラッタナシン・インタータイラート、ヌン・ルンティワー・アムヌアイシン、ドゥアンペン・アムヌアイポンなどなど。

まさにモーラム・ファンにとってはテーマ曲のような曲。ヌン・ルンティワーの楽団開きコンサートではしっかり歌われていました。

2.ชวนน้องไปแทงเอี่ยน(チュアン・ノーン・パイ・テーン・イアン)/เด่นชัย วงศ์สามารถ -แพรวพราว แสงทอง(デンチャイ&プレーウプラーウ)


今やラムシンでは最も人気のあるグループに成長したデンチャイ&プレーウプラーウ。

プレーウプラーウはペット・サハラットとデュエットした「プローイ・ナーム・サイ・ナーノーン」が前シーズンのモーラムコンサートでは重要なレパートリーとなりましたが、今回の曲もその曲と同じくらいヒットするのではないかと思われる、最高にダンサブルでカッコイイ曲になりました。

まだリリースされたばかりなので、コンサートで歌われる頻度は少ないかも知れませんが、シーズン後半になれば必ずや頻繁に耳にすることになるでしょう。

ちなみに作詞・作曲はデンチャイ自身です。

3.เต่างอย(タオ・ゴーイ)/จินตหรา พูนลาภ(チンタラー・プーンラープ)


個人的に意外だったこの曲。前シーズンでは「ファー・ホン・ブン」が大人気で、どんなコンサートに行っても大体耳にしましたが、今回のこの曲はそれをさらに上回る人気ぶり。

6月に公開された曲なのでそれほど時間が経っていませんが、現場では既に大人気になっている模様。大ベテランのチンタラー、まだまだ元気です。

「タオ・ゴーイ」とは石の上に乗っている亀の事のようで、サコンナコンの地名にもなっています。

4.ปูหนีบอีปิ(プーニープ・イーピ)/พร จันทพร(ポン・ヂャンタポン)


ちょうどモーラムが雨季の活動休止時期に流行りはじめたこの曲。モーラム以外のコンサートではもはや定番と言える人気ですので、モーラムでも当然歌われることでしょう。

ちなみに、8月に来日したシアンイサーンの歌手ナムターンもこの曲を歌っていました。

◆ปูหนีบอีปิ(プーニープ・イーピ)/น้ำตาล เสียงอิสาน(ナムターン・シアンイサーン)


5.ผู้สาวขี้เหล้า(プーサオ・キーラオ)/เมย์ จิราพร(メー・ヂラーポン)


前作「プーサオ・ガオ」も大ヒットしたメー・ヂラーポンですが、今回のこの曲はさらに大きなヒットとなっています。

YouTube再生回数も公開3ヶ月にしてまもなく1億回に到達しそうな勢い。コンサートでも大人気です。

正直、歌はイマイチなメーですが(レコーディングではそれなりに聴こえますが、ライブは結構酷いw)、良い歌に恵まれている運の良い歌手です。

6.กลับคำสาหล่า(グラップ・カム・サーラー)/ไมค์ ภิรมย์พร(マイク・ピロムポン)


ダンサブルな曲が続きましたが、スローの曲ももちろん人気があります。

マイク兄貴の新作からの曲「グラップ・カム・サーラー」は、文句なしの名曲。メロディーの良さが光る1曲です。

7.ทดเวลาบาดเจ็บ(トット・ウェーラー・バート・ヂェップ)/บอย พนมไพร(ボーイ・パノムプライ)


今、イサーンを席巻しているのがこの曲も使われているドラマ「タイ・バーン・シリーズ」。

ボーイは前作もYouTube再生1億回超えの大ヒットとなりましたが、今回のこの曲はそれを遥かに上回る人気ぶり。公開半年も満たない内に1億回はとっくに超え、2億回に到達するのも時間の問題でしょう。

この曲もマイク兄貴の曲同様、メロディーの良さが人気のポイントの一つでもあります。

歌詞重視の傾向があるタイ音楽ですが、やはり最終的にはメロディーが重要という証拠のひとつでしょう。

モーラム以外のコンサートでも歌われまくりのこの曲ですので、モーラムでもかなり高い確率で歌われる可能性はあります。

8.บ่เป็นหยัง เค้าเข้าใจ(ボ・ペン・ヤン、カオ・カオヂャイ)/กวาง จิรพรรณ(グワーン・ヂラパン)


この曲もドラマ「タイ・バーン・シリーズ」から生まれたヒット曲。

ボーイの「トット・ウェーラー・・・」のMVの中に使われていた「ボ・ペン・ヤン、カオ・カオヂャイ(大丈夫、分かってるから・・・)」というセリフから作られた曲ですが、そんな思いつき的企画からこんな名曲を作ってしまうなんて、タイ人って天才か?と思わされる逸品です。

当然人気もうなぎのぼり。YouTube再生回数も先のボーイの曲を上回る勢いで伸びていて、まだ公開されてから1ヶ月ちょっとなのに、既に7500万回にまで達しています。

モーラムコンサートで歌われるかどうかに関係なく、ぜひ聴いてほしい1曲です。

9.เจ็บละเนาะ(ヂェップ・ラ・ノ)/เพชร สหรัตน์ feat. เอมหาหิงค์(ペット・サハラット feat.エー・マハーヒン)


モーラムコンサートで歌われている数々のヒット曲を手がけているモーラム裏番長(と自分が勝手に呼んでいる)ペット・サハラットの最新曲も、やはりものすごい人気があります。

マハーヒンというバンドのヴォーカル・エーと競演したこの曲は、公開約4ヶ月で再生回数1億回を超えました。

日本人にも比較的歌いやすい曲ですので、コンサートに行く前に覚えて、タイ人と一緒に歌うのも良いかもしれませんね。

10.ไหง่ง่อง(ガイ・ゴーン)/ตั๊กแดน ชลดา(タカテーン・チョンラダー)


最後は既にこのブログで取り上げ済みで、しかもこちらもペット・サハラットの曲ではありますが、やはり今季のモーラムでは無視できない曲なので、改めてピックアップしておきます。

詳細はこちらをご参照ください。
【ルークトゥンモーラム通信】新生タカテーン「ラムシン」チョンラダーが始動開始!
https://luktungmolamfanclub.blogspot.jp/2017/06/blog-post.html

最後に簡単に主要モーラム楽団の楽団開きスケジュールをお伝えしておきます。

既にヌン・ルンティワー・アムヌアイシン(9/5)とサーオノーイ・ペットバンペーン(9/9)は活動を開始しています。

9/16 プラトム・バントゥンシン(コンケーン)

9/22 ソムジット・ボートーン(コンケーン)

9/23 ラッタナシン・インタータイラート(コンケーン)

9/27 シラピン・プータイ(ガーラシン)

9/28 ラビアップ・ワータシン(コンケーン)


9/29 ボーイ・シリチャイ:モーラム・ヂャイグンローイ(マハーサーラカーム)

9/30 カムプン・ルアムミット

10/6 シアン・イサーン(ウドンタニー)

10/7 エーム・アパサラー(ローイエット)

 楽団開きは基本的にその楽団の拠点になっている県で行われます。その後は順次イサーンをはじめバンコクなどにも巡業にくる予定です。

バンコク周辺でのコンサート予定は順次Facebookページでお伝えしていますので、そちらを参考にして頂ければと思います。タイミングが合えば、ぜひタイ現地でコンサートを楽しんでみて下さい。

今年は少しでもモーラムファンが増えるように、ブログ以外にも色んな活動をしていきたいと思っていますので、ご期待ください。