2017年9月23日土曜日
【総括モーラム2016-2017】イサーンガイドが選ぶ2016~2017のモーラム楽団ベスト10(1)
9月に入り、続々とモーラム楽団の活動が始まっています。
例年だと10月に入ってから動き始める楽団が多いのですが、今年はプミポン前国王の火葬式の関係もあって、若干早まっています(10月13日前後の音楽関係のイベントは自粛されるものと思われます)。
本格的に新しいシーズンに入る前に、イサーンガイド(อีสานไกด์ ดอท)が選んだ前シーズンのモーラム楽団ベスト10をご紹介したいと思います。
イサーンガイドというのはタイのモーラムファングループで、Facebookを中心に活動しています。
タイにはモーラムファングループがいくつかあって、イサーンガイドの他にイサーン100%(อีสาน100%)、イサーンシン(อีสานศิลป์)、ルークイサーン・ファンラム(ลูกอีสานฟังลำ)、といった所が主だったグループです。
その中でもイサーンガイドは規模・知名度などにおいてトップのグループと言えます。
今回のアンケートはFacebookで行われ、15~70歳の2042人が回答した結果です。
それでは順位をカウントダウン形式で紹介していきます。今回は6~10位までです。
【No.10】ソムジット・ボートーン(สมจิตร บ่อทอง)
10位だったのは、モーラムマスターのソムヂット・ボートーンが率いる楽団でした。ソムヂット先生の代表曲「グラープ・デーン(赤いバラ)」から、「シラピン・グラープデーン」とも呼ばれます。
ソムヂット先生が素晴らしい事は言うまでもなく、バンド・ダンサーともに非常にクオリティーが高い楽団ですので、ベスト10に選ばれて当然でしょう。
新シーズンは美しいステージセットになっているようで、それも含めて、自分にとってはまたコンサートを観たい楽団のひとつです。
【No.9】ヌン・ルンティワー・アムヌアイシン(หนึ่ง รุ่งทิวา อำทวยศิลป์)
こちらもベテランのモーラム歌手ヌン・ルンティワーが率いる楽団です。
2月にラムイントラでこの楽団のコンサートを観たのですが、他の楽団と比べると歌手・ダンサー共に全体的に年齢が高い感じがしました。その分、若干勢いが・・・(笑)。玄人好みの楽団なのかな、という印象を持っていました。
ただ、新シーズンでは新しいメンバーも加わり、結構パワーアップしているようです。
【No.8】ラッタナシン・インタータイラート(รัตนศิลป์ อินตาไทยราษฏร์)
歴史もあり、根強い人気を誇るラッタナシンは、自分にとっても初めて観たモーラム楽団という事で、思い入れのある楽団のひとつです。
しかし、他の楽団を見てから改めてこの楽団を見ると、若干地味なイメージがあります。本当だったら、もっと順位が上であってもおかしくない楽団なんですが、その点はちょっと残念です。
【No.7】カムプン・ルアムミット(คำผุนร่วมมิตร)
カムプンに関しては、正直いまいち魅力が分かりません。
2016年11月にこの楽団のコンサートを観ましたが、歌手も目を引く人が少ないし、歌もそれほど上手くない、ダンサーも平均点で、バンドも勢いが無くて、それ以降は観ていません。
ただ、最近トップラインとも契約したようで、もしかしたらその点の個人的な不満も解消されているかもしれません。
とはいえ、イサーンの人たちはそれなりに満足しているようで、この順位になったのでしょう。
【No.6】サーオノーイ・ペットバンペーン(สาวน้อยเพชรบ้านแพง)
ポン・ピラディー率いるサーオノーイ・ペットバンペーンは個人的にも特に好きな楽団のひとつです。バンコクに頻繁に来てくれるので、今まで観たモーラム楽団の中でも、一番多くコンサートを観た楽団でもあります。なので、この順位というのは不満w もっと上であっても良かった気がします。
ポン・ピラディーはもちろん、歌手も粒揃いで、特にブアゲーウ・シーウボンという素晴らしい歌手と出会えた点でも、自分がこの楽団に思い入れを持っている理由でもあります。
しかし、そのブアゲーウも今はこの楽団を離れてしまいました。
とは言え、この楽団の魅力は変わることないでしょう。機会があれば、何度でも観たい楽団のひとつです。
◆ブアゲーウ・シーウボン&テム・シーによるラムシン
◆ポン・ピラディー
次回は1~5位をお伝えいたします。
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