2016年6月30日木曜日

【ルークトゥンモーラム通信】サワット先生もお祝いに駆けつけた豪華バースデーパーティー

◆イサーン・ラムプルーンの店長・ゴイさん。


今、自分が一番お気に入りのお店はMRTバンスー駅から程なく行ったところにあるタオプーンの「イサーン・ラムプルーン(ร้านอีสานลำเพลิน)」というお店です。

理由はとにかく歌手のラインナップが良いという事。自分の好みにドンピシャなんです。

そんな訳で、ちょいちょい顔を出していたら店長・ゴイ(ก้อย)さんにも覚えてもらえて、突然行って満席の時にも席を作ってくれたり、予約の際などもよくお世話になっています。

そのゴイさんが6月28日に誕生日で、お店でバースデーパーティーを開くという事で連絡をいただきました。「暇だったら来てね」という事なんで、暇だったんで行ってきました。

当日はどんな人が来るのか全く分からなかったのですが、多分このお店でよく歌っている歌手は何人か来るんだろうなと予想していました。

その予想通り、お店に着くとモッデーン・ヂラーポンの顔が。同じテーブルにはトップラインの男性歌手トン・タナパット(ต้น ธนภัทร)も来ていました。

さらに別のテーブルにはニッタヤー・サーラカームも来ていて、やっぱり自分好みの顔ぶれで嬉しくなりました。

◆モッデーン・ヂラーポンとトン・タナパット


さらに、この日はサワット・サーラカーム先生も彼が面倒を見ている若手歌手を引き連れてお祝いに駆けつけていました。さすが顔の広いゴイさんです。


◆サワット・サーラカーム先生とゴイさん。

◆お祝いに駆けつけた歌手達とイサーンラムプルーン関係者


自分がお店に到着したのは12時をちょっと過ぎた時で、パーティーは既に宴たけなわ。しかし、メインのステージは1時頃始まったので、タイミングとしてはちょうど良い頃でした。

一通りセレモニーが終わった後、一番最初にお祝いの演奏をしてくれたのが、サワット先生でした。

この日はソーを披露してくれたのですが、これが素晴らしい!の一言でした。サワット先生の演奏は何度か目にしたことがありますが、改めてすごいなと思いましたね。


◆ゴイさん誕生日パーティー(1)サワット・サーラカーム先生



次に登場したのはモッデーン。

大体、突発的なステージで生演奏が付く場合、オリジナル曲はバンドが演奏できないので定番曲を歌う事になるのですが、モッデーンの歌くらいヒットすると急な場でも持ち歌が歌えるのが良いですね。

ただ、この日は演奏がイマイチ。3日前に彼女の迫力あるステージを観ていた直後だったということもありますし、モッデーンも歌いにくそうでちょっと可哀相でした。

◆モッデーン・ヂラーポン


◆ゴイさん誕生日パーティー(2)モッデーン・ヂラーポン


続いて歌を披露してくれたのは、モッデーンと同じ席にいたトン・タナパット。

彼は最近モッデーンと行動を共にすることが多いので、歌は何度か聴いているのですが、自分がこれまで聴いたトンの歌の中ではこの日が一番良く感じました。理由はよく分かりませんがwww

◆トン・タナパット


◆ゴイさん誕生日パーティー(3)トン・タナパット


ゲスト歌手で最後に登場はニッタヤー・サーラカームでした。

彼女と会うのも久しぶりです。どうもニッタヤーとヌンが出ているシーヂャン&ワチャラーポンのステージは雨期は活動していないようで、彼らのコンサートの情報は全然ありません。

なので、ニッタヤーもヌンもそれぞれ別々に活動していて、ニッタヤーは1人でのコンサートがいくつかあり、ヌンは7月あたまから日本へ行くとの情報が入ってきています。

この日もニッタヤーはひとりで歌ったのですが、やはりこの人は独特の存在感があって、理由どうこうよりも単純に好きです。

◆ニッタヤー・サーラカーム


◆ゴイさん誕生日パーティー(4)ニッタヤー・サーラカーム


ゲスト歌手の歌が一通り終わった後は、この日の主役ゴイさんが歌の披露です。

歌はもちろん素人なんですが、お店の看板娘(っていうのかな)Mildちゃん(タイ語風にいうとマイちゃん)と一緒にインリーの曲やシリポーンの「ミア・ボ・ダイ・テン」、プムプワンの「プーチャーイ・ナイ・ファン」などを披露してくれました。

◆ゴイさんとMildちゃん


◆ゴイさん誕生日パーティー(5)ゴイ・イサーンラムプルーン


彼女らが歌い終わった後、まだまだステージは続くようでしたが、3時を回ったのとモッデーン達も帰るようだったので、合わせて自分も引き上げる事にしました。

実はこの日までゴイさんは何歳か知らなかったのですが、バースデーケーキに「32」とあったので、まだ32歳なんでしょうね。

そんな若さで、辺鄙な所にお店をだして(このお店は通りの奥まったところにある)、それをわずか2年で大成功させるなんて、本当にすごいです。

これからもいい歌手を沢山読んでくれると思うので、きっとこれからもお世話になる事になると思います。

皆さんもタイにいらした際には、ぜひ「イサーン・ラムプルーン」へ遊びに行ってみてください。

ちなみに、7月9日はブン・パトゥムラートが来ます。



2016年6月29日水曜日

【ベストヒット・ルークトゥン#1】PENTA「プート・トゥア・フェーン・マイ(新しい恋人の出現)」

【Artist】วงเป็นตา(PENTA)

【Song】เปิดตัวแฟนใหม่(プート・トゥア・フェーン・マイ)


最新のヒットチャートから、当ブログ管理人が独断と偏見で注目曲をピックアップするこのコーナー。

第1回目は6月26日付けのマハーナコン・チャートで8位に入っている、PENTAというバンドの曲「プート・トゥア・フェーン・マイ(新しい恋人の出現)」です。

◆FM95マハーナコン・チャート(2016年6月26日付)


このバンドを知ったのは偶然で、6月10日にクロンタンのタワンデーンでグルアイ・クロンホイコーンを観に行った時、一緒に出演していたので初めて彼らの演奏を聴きました。

まったく予備知識が無かったのですが、しっかりした演奏とサウンドの核にもなっているケーンとウォートが素晴らしく、これはなかなかのバンドだなと強く興味を惹かれました。

どこの出身のバンドかまでは追い込めなかったのですが、この手のバンドは数多いるものの、モーラムの素養がかなりあるという点では、他のバンドとは一線を画しているような気がしますね。


◆วงเป็นตา(PENTA)/เปิดตัวแฟนใหม่(プート・トゥア・フェーン・マイ)



ちなみに、彼らがモーラムをどれくらいしっかり出来るのかが分かる動画も貼っておきます。

ラムももちろん良いのですが、分厚いケーンの音が素晴らしいです。


◆PENTAによるラム・ローン


若いながらも実力のあるバンドだと思いますので、次回コンサートを観る機会がありましたら、リポートします。

※協力:Hana Kai

2016年6月26日日曜日

【ルークトゥンモーラム通信】フォン・ラッダーワンTVライブ@タイチャイヨー観覧記

【Artist】ฝน ลัดดาวัลย์, ลูกปลา ศราวุธ, ศิลปินอีสานเอ็ทเตอร์เทนเม้นท์(フォン・ラッダーワン、ルークプラー・スラーウット、イサーン・エンタテインメントのアーティスト)

【Date】20 มิ.ย. 2559(2016年6月20日)

【Channel】ช่องไทยไชโย(タイチャイヨー)


タイの音楽賞「コムチャットルック・アワード」と「マハーナコン・アワード」で合わせて4つの賞を受賞するという快挙を成し遂げた歌手、フォン・ラッダーワン。

彼女についてはタイランドハイパーリンクスに連載中のコラムでも取り上げました。

賞受賞後はそれまでほとんど無かったバンコク周辺でのコンサートも徐々に増えてきて、確実に成果が出てきているように思います。

そんなフォンが先日ルークトゥン専門チャンネルの「タイチャイヨー」で生放送のスペシャルライブを行いました。

月曜日の夕方からという時間でしたが、時間が取れましたので、スタジオ見学に行って来ました。

当日は18時スタートという事で、充分余裕を持って15時に家を出たものの、直前の大雨で道路が激渋滞。結局、タイチャイヨーのスタジオに到着したのは18時半でした。

オープニングは見逃してしまったものの、タイミング的にはフォンがちょうど歌いはじめる所だったので、ちょうど良かったです。








オープニングは賞を受賞した「ターン・ファン・サーオ・バンノーク」。その後はシングルになった「ナムター・サーオ・ラムシン」、「ティン・ノーン・ゴ・ダイ、ター・ヂャイ・アーイ・プローム」と、オリジナル中心の選曲でした。

この手のライブの貴重な所は、オリジナル曲のライブ・ヴァージョンを沢山聴ける事です。

通常のイベントなどでのコンサートでは、お客さんのご機嫌を取る為に他人の人気曲が歌われるのが常ですが、放送を前提としたライブはプロモーションも兼ねている為、基本オリジナルが歌われます。

日本でライブと言えばオリジナルを演奏するのが当たり前かも知れませんが、タイではちょっと事情が違うので、オリジナル曲を聴く事が出来る場というのはかなり貴重です。

さらにこの日は現在製作中の2ndアルバムからの曲「プア・チャン」や「チュアン・アーイ・マー・バーイ・シー」なども歌ってくれました。

テレビで放送されるというだけあって、フォンやスタッフ達もかなり気合が入っていたようで、前日までフォンが住むウボンラチャタニーでリハーサルをしているという投稿が、Facebookにもアップされていました。

その期待に違わず見事な演奏と歌を聴かせてくれたと思います。






なお、この番組は単にフォン・ラッダーワンのTVライブと題されていた訳ではなく、「イサーン・スーパーショー」となっていて、彼女と同じプロダクションに所属する歌手も中盤に登場し、さらにおばあさん役の人が笑いを添えてくれて、あっという間の2時間でした。

番組の終わりにはオフショットも撮らせてもらい、番組に出演したメンバー達との食事にも同席させてもらったりして、思い出に残る1日になりました。




この日の模様はYouTubeのタイチャイヨー・オフィシャルチャンネルに全編アップされていますので、見逃してしまった方はこちらをご覧になってみてください。


◆イサーン・スーパーショー@タイチャイヨー【1/5】



◆イサーン・スーパーショー@タイチャイヨー【2/5】



◆イサーン・スーパーショー@タイチャイヨー【3/5】



◆イサーン・スーパーショー@タイチャイヨー【4/5】



◆イサーン・スーパーショー@タイチャイヨー【5/5】


2016年6月25日土曜日

【当ブログ的強力プッシュ曲#2】Mr.Beer Band「ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ(浮気者の誘惑)」

◆วงมิสเตอร์เบียร์(Mr.Beer Band)/ลมปากคนหลายใจ(ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ)【2016年】

Mr.Beerの事はだいぶ前から好きで、日本人には全く知名度が無かった頃に前のブログで彼の曲を取り上げた事もありました(【プアチーウィットを聴いてみよう(1)】Mr.Beer「コン・ターイ」)。

その時はまだインデペンデントで活動していたのですが、その後R-Siamと契約し、メジャーデビューしました。

しかし、それからしばらくオリジナル曲は作られていなかったようで、コンサート活動もしていたようですが、地方がメインだったと思われます。

ファンとしてはせっかくメジャーデビューしたのに、バンコク周辺のコンサートも無いし、何故なんだろうというやきもきした思いでしたが、ここに来てようやく移籍第1弾の曲がリリースされました。

タイトルは「ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ」。「ロム・パーク」は甘い言葉・誘い言葉、「コン・ラーイ・ヂャイ」は移り気な人、つまり浮気ものという意味です。

尻軽女に翻弄される男の気持ちを歌ったスロー曲ですが、Mr.Beerのパワフルなボーカルの魅力が遺憾なく発揮された名曲です。


◆วงมิสเตอร์เบียร์(Mr.Beer Band)/ลมปากคนหลายใจ(ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ)


インディー時代はソロ歌手として活動していたようですが、R-Siamではクレジットにもあるように、バンドを結成して活動しているようです。

2016年3月と5月に彼らのコンサートを観る機会がありましたが、期待に違わぬ素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

3月の時は一緒に行った友人が、Mr.Beerについてほとんど知らなかったものの、彼らの歌を聴いて「上手いねぇ~」と感心していたのが、印象に残っています。

それに、その時は客入りが悪くて、人もまばらだったのですが、それでも汗だくで全力で歌うMr.Beerの姿に感動しましたね。

◆Mr.Beer Band@ワット・チュン・ワーイ(2016年3月29日)








◆วงมิสเตอร์เบียร์(Mr.Beer Band)/ลมปากคนหลายใจ(ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ)@ワット・チュン・ワーイ(2016年3月29日)※音が悪くて申し訳ありません。



◆Mr.Beer Band@FM95メーデー・コンサート、ラマ8世橋下(2016年5月1日)






◆วงมิสเตอร์เบียร์(Mr.Beer Band)/ลมปากคนหลายใจ(ロム・パーク・コン・ラーイ・ヂャイ)@FM95メーデー・コンサート、ラマ8世橋下(2016年5月1日)



MVは公開2ヶ月で300万回の再生回数を記録していて、なかなかの好発進となりました。

これを機にコンサートが増えてくれる事を楽しみにしたいと思います。

2016年6月23日木曜日

【コンサート定番曲#7】「グラープ・デーン(赤いバラ)」

◆กุหลาบแดง(グラープ・デーン)/สมจิตร บ่อทอง(ソムジット・ボートーン)


「グラープ・デーン」はモーラムの代表的歌手、ソムヂット・ボートーンの曲です。意味は「グラープ(バラ)」、「デーン(赤)」でそのまま「赤いバラ」。

曲自体はかなり古いはずですが、いつ頃に発表されたのかは正確には追い込めませんでした。

しかし、今でのコンサートで歌われれば超絶に盛り上がる大人気曲。歌われる頻度もかなり高いです。

しかし、聴いてもらえればお分かりのように、ラムのパートがあるので歌うには結構難しいと思います。

恥ずかしながら、自分はこの曲を友人から教えてもらうまで知りませんでした。良く観に()
そんな事でよく分かってないまま行っていた、昨年(2015年)バンコクでのソムヂット・ボートーンのコンサート。今考えるとかなり貴重な体験でした。

◆ソムヂット・ボートーン@ラムカムヘン105(2015年11月6日)



とりあえず撮っておくか、という感じで撮っておいた動画の中にこの「グラープ・デーン」が入っていて、ちょっとホッとしました(笑)。

◆กุหลาบแดง(グラープ・デーン)/สมจิตร บ่อทอง(ソムジット・ボートーン)@ラムカムヘン105(2015年11月6日)


で、この曲をレパートリーにしているゴン・フアイライは、先日の6月15日マハーチャイで行われたコンサートでも、しっかり歌っていました。

ゴンが歌っているというのもありますが、「グラープ・デーン」が歌われている時の盛り上がりを動画で確かめてみてください。


◆กุหลาบแดง(グラープ・デーン)/ก้อง ห้วยไร่(ゴン・フアイライ)@マハーチャイ船着場(2016年6月15日)



もはやイサーンのスタンダードと言っても過言ではないこの曲。

コンサートで頻繁に歌われるのも、まだまだ続きそうです。

2016年6月21日火曜日

【ルークトゥンモーラム・プレイリストTr.3】「シ・ヒ・ノーン・ボ」~けだるくエロティックなモーラムmeetsスカ

【Tr.3】สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)/กุ้ง สุภาพร สายรักษ์(グン・スパーポン・サーイラック)


今、モーレツに好きなのがこの曲。

甘くけだる~いスカのリズムで、焼けた声がほどよくエロティックさを感じさせてくれます。

歌っているのはグン・スパーポン・サーイラックという女性で、ラムシンの舞台で活躍している歌手です(上の写真のお姉ちゃんとは違いますw)。

◆グン・スパーポン・サーイラック(กุ้ง สุภาพร สายรักษ์)


◆グラサンかけている写真では分かりにくいかもしれないので、古い写真のようですがもう1枚。


活動の場はイサーンが中心で、ペー・パーヌチャイと組むことが多いようです。あまり(というか、ほとんど)バンコクには来ないので、自分はステージをまだ観た事がありません。

ただ、キャリアはそこそこある人で、自分が持っている古いラムシンのVCDの中にもメンバーにラインナップされています。

◆VCD「ロック・イサーンVol.5」。さてグンはどこにいるでしょうか?www


それにしてもこの曲、良いです。

ラムシンの歌手がオリジナルを歌うと、躍らせようとするアップテンポの曲か聴かせるスローテンポの曲かの両極端なケースが多いので、ヒットに結び付けるのは難しいと思いますが、YouTubeではかなりの好感触。

オーディオ・ヴァージョンは公開から半年で200万ヴューを超えていますし、最近作られたMVヴァージョンに至っては、公開1週間で100万ヴューを超える人気っぷりです。

歌もプロダクションのクオリティー高いですし、何よりも曲そのものの良さが人気の秘訣ではないかと思いますね。

◆กุ้ง สุภาพร สายรักษ์(グン・スパーポン・サーイラック)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)【MV】


◆กุ้ง สุภาพร สายรักษ์(グン・スパーポン・サーイラック)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)【Audio】


◆こちらはライブ・ヴァージョン。はやく生で観たい~~~!


さらに、この曲に合わせて素人が踊っている動画が沢山アップされていたりして、この曲がタイ人(といってもイサーン語で歌われているので、基本イサーン人ですけど)がどれだけ受けているのかがうかがい知れます。

グンはバンコクにほとんど来ないと書きましたが、今、自分がコンサートでよく会うプロモーターがグンのバンコクでのライブ実現に向けて動き出しているよう。

もしかしたら、近々ステージを観られる機会があるかも。

2016年6月20日月曜日

【ディスク・ライブラリー#6】「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン」:ゴンとタッサポーンのアルバムがついに完成!

【Title】รวมฮิตซาวด์มีแฮง ไสว่าสิบ่ถิ่มกันサイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン~Sound Me Hang ヒット曲集)

【Artist】ก้อง ห้วยไร่(ゴン・フアイライ)、ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)

【Release Date】มิ.ย. 2559(2016年6月)




ゴン・フアイライの大ヒット曲「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン(別れないって約束したじゃないか)」が世に出てから1年が経ちました。

2015年7月に観たゴンのコンサートでの熱狂ぶりが今だ忘れられませんが、その人気は一向に衰える気配がありません。

その後、世間は彼の新曲を待ちわびている事でしょうが、その前にそのヒット曲を含むアルバムがリリースされました。

このアルバムは残念ながらまだCDショップでの販売は予定されていなく、プロダクションに直接連絡して通販で購入するか、コンサートで直接買うかという方法になります。

自分は6月15日にマハーチャイの船着場でゴンのコンサートがありましたので、そこに行って入手しました。

タイトルはそのまま「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン」。彼の所属するプロダクション「サウン・ミー・ヘン」のヒット曲集と題されていて、現在ゴンと一緒に活動しているタッサポーン・トーンヂャンとのコンピレーションという形になりました。

収録曲数は10曲で、ゴンが2曲(Tr.1~2)、タッサポーンが6曲(Tr.3~8)、残り2曲がカラオケという構成です。

1曲はもちろんアルバムタイトルにもなっている「サイ・ワー・・・」で、2曲目が新曲の「キッホート・ティン」。ただ、この新曲は完成されたヴァージョンではなく、デモヴァージョンに近い感じの録音です。

スリーブにはver.Liveと表記されていますが、調べてみるとどうやらゴンがTV出演の際に演奏したものを、SEを加えてミックスし直したもののようです。

◆ไสว่าสิบ่ถิ่มกัน(サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン)



◆คิดฮอดถิ่น(キッホート・ティン)※CDに収録されているのは多分、このTV出演時に演奏されたものと同じだと思います。


タッサポーンのパートですが、こちらは新曲は一切なし。彼女が2年ほど前にリリースしたアルバム「キッホート・プー・ラーン・コン(คิดฮอดผู้ลางคน)」から6曲を抜粋したものになります。

◆タッサポーン・トーンヂャンのアルバム「キッホート・プー・ラーン・コン」

ただ、自分的にはタッサポーンのアルバムはDVDでしか入手できなかったので、音源のみで聴きたいと思っていた所のゴンとのCDの発売だったので、願ったりかなったりでした。

DVDでもその良さは充分伝わってくるのですが、音のみで聴き直すとさらに彼女の歌の魅力がダイレクトに分かりますね。

◆ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)/คิดฮอดผู้ลางคน(キッホート・プー・ラーン・コン)



◆ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)/บ่ฝืนฟ้ลิขิต(ボ・フーン・ファー・リキット)



◆ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)/อยู่ได้ก็อยู่ อยู่ไม่ได้ก็ไป(ユー・ダイ・ゴ・ユー、ユー・マイ・ダイ・ゴ・パイ)


残念ながらタッサポーンのアルバムはDVDも現在は既に在庫が無くなってしまい、入手できない状態ですので、ファンにとってはコンサート以外で彼女の歌を聴く事が出来る唯一の手段が、今回のゴンとのアルバムとなりますね。そういった意味でも、貴重なアルバムと言えます。

「サイ・ワー・・・」に関しては、既に色んなレコード会社からのコンピレーションに収められていますし、ゴンは新曲が1曲だけで後は既発曲というのはファンとしてはちょっと寂しい感じですが、同じチーム仲間とのアルバムが完成したという事と、タッサポーンの曲はもう既にCDでの入手は不可能という事から考えても、彼らを応援している身としてはの今回のCDの発売です。