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2017年11月5日日曜日

【秋のモーラム・ツアー2017】Part 1:プラトム・バントゥンシン@タイワッサドゥ・ミンブリー

 ◆ประถมบันเทิงศิลป์ @ หน้าห้างไทวัสดุ มีนบุรี(26 ก.ย. 2560)

いよいよ始まりました!モーラムの本格シーズンの到来です。

モーラム楽団は通例、雨季が明ける10月頃から徐々に活動を開始します。

しかし今年(2017年)は10月26日にプミポン前国王の葬儀が予定されていた為、その前後は活動を控えるという事で、特例的に9月からの楽団開きとなりました。

今回の訪タイはラムヤイ・ハイトーンカムの誕生日が10月3日なので、それを中心に計画していたのですが、その前後に楽団開きをするモーラム楽団が結構あったので、結果的にモーラムツアーみたいになりました。

まず最初はバンコクに到着した当日の9月26日にミンブリーのタイワッサドゥ前でプラトム・バントゥンシンのコンサートがあったので、それを観に行って来ました。






バンコクには予定通り到着したものの、ちょっとしたすったもんだがあって、結局会場に到着したのは21時半頃。コンサートもすっかり始まっていました。

前回タイに来た時も運良くプラトムのコンサートを観る事が出来たのですが、その時は雨季という事もあり、ミニ仕様(大きなセットではなく、シンプルなステージのコンサート)でのプラトムでした。

ミニ仕様はそれはそれで楽しいのですが、やっぱりフルセットを観てのモーラムですので、今回は楽団開き後という事もあって、完全版仕様のステージを観る事が出来ました。

前季も何回かプラトムのコンサートは観ていたのですが、今季はさらにパワーアップしていたようです。

何が違うかと言えば、やはり一番大きいのはステージセットと衣装ですね。

どの楽団もそうなんですが、年々豪華になる傾向があって、特にプラトムなのどのトップ楽団はお金をかけているようです。

前季は吊りものを使っている楽団がありましたが(今季も使われていました)、この日のプラトムでは本物の火を使っていて驚きました。火を使っているのを観たのは初めてです。










それと気になるのが、今季はどんな曲が選曲されているかという事ですが、以前このブログでもお伝えしていた「コンサートを楽しむ為に知っておきたい最新ヒット10選」で選んだ曲はほとんど歌われていました。

特にビックリしたのがチンタラー・プーンラープの「タオ・ゴーイ」の人気です。この日もこの曲が歌われるとサビで大合唱が起きていました。

他にもタカテーンの「ガイ・ゴーン」やポン・ヂャンタポンの「プーニープ・イーピ」はこの日以外の他のモーラム・コンサートでも必ず歌われていましたね。



また、シーズン開始に合わせて看板歌手がオリジナル曲を発表するのも最近の傾向と言えるでしょうか。

この日も主要歌手のエーン・オラディーが「ラック・ター・サムーヂャイ(รักเธอเสมอใจ)」、マイ・パッチャリーが「ナーノーン・ヤイ・ソンヂャイ・ボ・アーイ(นาโนนใหญ่สนใจบ่อ้าย)」といったオリジナル曲を披露していました。






しかし、モーラム楽団が動きだしたからとはいえ、前倒しでの開始の為、心配なのは雨でしょうか。

この日は途中小雨がぱらついて、もしかしたら降るかなという場面もあったのですが、何とか12時まではもちました。

しかし、その後大粒の雨が降って来たと思ったら、一気に土砂降りになり、残念ながらコンサートも強制終了となってしまいました。バンコクでのコンサートはだいたい1時くらいまでなので、もう少しもってくれれば良かったんですが・・・。

でも、プラトムの豪華なステージが少しでも観られただけでも大満足のモーラムツアー初日でした。

2017年3月28日火曜日

【コンサート・リポート】パラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド@MBK(2017.3.12)

◆Paradise Bangkok Molam International Band Live@MBK Center(12 Mar. 2017)

昨年(2016年)10月にリリースされた2ndアルバムの発売記念ライブが、諸事情の関係で延期になっていましたが、先月2月22日に無事行われ大盛況のようだったパラダイス・バンコク・モーラム・インターナショナル・バンド(以下PBMIB)。

自分は残念ながらそのライブには参加出来なかったのですが、その後あまり間隔を空けることなく3月12日MBKセンター前で彼らのコンサートがありましたので、そちらを観に行ってきました。









先のアルバム発売記念ライブは場所の関係もありますが、チケットを購入して入場する形だったので、そうなると多少お金に余裕のある人、あるいは外国人が中心となってしまいます。

しかし、今回のMBK前でのライブは無料ということもあり、事前に情報を知っていて集まった人達が中心というよりも、たまたまその場に居合わせたタイ人や観光客がほとんどだったので、PBMIBの音楽を知らない人たちも多数いたはずです。

そうなると反応が気になりますが、この日はお世辞抜きにかなり盛り上がりました。曲がアップテンポ中心であるという事もあると思いますが、タイ人はもちろん外国人も結構喜んでいましたね。

彼らの音楽はインストなので、歌が好きなタイ人には好まれないと思っていましたが、全然そんな事はなく、やはり聴く機会さえあれば分かる人はいるという事を実感しました。





ただ、PBMIBのライブを観ていて以前から気になっていたことがあります。それは、リズム隊、、特にドラムスが不安定な事です。

このバンドの主役はピンとケーンですが、ストーリーを作って行くのはベースとドラムスです。

そのドラムスが決め所で決まらなかったり、場合によってはリズムが乱れたりする事もあるので、その辺が今後の彼らの課題でしょうか。

◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-1(12 Mar. 2017)



◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-2(12 Mar. 2017)



◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-2(12 Mar. 2017)



◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-3(12 Mar. 2017)



◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-4(12 Mar. 2017)



◆Paradise Bangkok Molam International Band@MBK Center-5(12 Mar. 2017)



正直、2ndアルバムは期待はずれだった部分もあるPBMIB。

1stは名刺代わりとして、ギミックを使わないストレートなサウンドで良かったと思いますが、今後はライブはこのままで良いとしても、レコーディングは外部プロデューサーを起用するとか、ジャンルの違うミュージシャンとコラボレーションするとか、何らかの工夫をしてほしいと思いますね。

レコーディングとライブとは違うので、スタジオでそのまま普通に演奏した所で、ライブでのダイナミズムをパッケージするというのは難しいですし、彼らの場合はライブとレコーディング切り分けて考えた方が、より面白みが増すと思いますから。

これからはその辺を期待したいですね。

2016年9月22日木曜日

【グン・スパーポン@バンコク】大ヒット中「シ・ヒ・ノーン・ボ」のバンコクでの反応やいかに

◆กุ้ง สุภาพร สายรักษ์(グン・スパーポン・サーイラック)


現在も大ヒット中の、グン・スパーポンが歌う「シ・ヒ・ノーン・ボ(สิฮิน้องบ่)」。

このヒットのおかげで、それまで全くと言っていいほどなかったバンコクでのグンのコンサートがかなり増えました(ラムシンスタイルでは来ていたと思いますが)。

たぶん、ソロでのグンの初めてのバンコク・ライブは7月23日のイサーン・ラムプルーンでのライブだったと思います。

以前からグンの生ステージを観たいと思っていた自分にとっては、かなり期待していたライブでした。その事は以前のこのブログので記事でも書いています(⇒「まもなく再生1000万回!大ヒット中「シ・ヒ・ノーン・ボ」のカバー集」)。もちろんそのライブは現場で観て来ました。

そんな期待に胸を膨らませて挑んだライブだったので、すぐにブログで取り上げても良かったのですが、そうしなかったのはそれなりの理由があります。

というのも、ネット上ではかなり話題になっていた曲ですが、当日は想像していたほど盛り上がりませんでした。それは、MVがアップされてからライブまであまり間が無かったという事もあると思いますが、グンのステージそのものもまだこなれていない感じがあったのもその理由でした。


◆グン・スパーポン@イサーン・ラムプルーン(2016年7月23日)








ラムシン歌手としてキャリアもあり、数多くのライブをこなしてきているグンですから、それなりの実力はあって当然なのですが、通常男女のペアで歌うラムシンとは違ったこういうソロのステージは、まだそれほど経験が無かったのかもしれません。若干、ぎこちなさを感じたのも事実です。


◆グン・スパーポン@イサーン・ラムプルーン-1(2016年7月23日)



◆グン・スパーポン@イサーン・ラムプルーン-2(2016年7月23日)



そんな訳で、もう少し時間をかけて彼女の真の実力をうかがおうと思い、約2ヶ月後の9月9日にもう一度、グンのコンサートを観に行きました。場所はラムイントラの「ローン・ナー・イサーン」です。

2ヶ月空けたのは特に理由は無くて、その間に何度かバンコク周辺でのグンのコンサートはあったのですが、行くタイミングが合わなかっただけです。

しかし、少し時間が経ったという事で、その間たくさんの場所でライブをこなしてきていた成果か、構成もグンのステージさばきも着実に良くなっていました。

それと、観客の反応も7月のイサーン・ラムプルーンの時よりかは全然良くなっていました。やっぱり7月の時点でバンコクでは、まだ世間に浸透するところまでは行ってなかったんでしょうね。

◆グン・スパーポン@ローン・ナー・イサーン(2016年9月9日)







ただ、正直な事を言うと、自分的にはまだ満足できるレベルではないのも事実。

それは、構成的にも終盤がどうしてもテンションが落ちてきてしまう傾向がありますし、グンの歌も所々でバックの演奏に負けてしまっている部分があったりするからです。

例えば、プムプアンの「サーオ・ナー・サン・フェーン」という曲を彼女はレパートリーにしているのですが、このアレンジのアイデアは以前このブログでも取り上げたプラーン・プランティップがThe Voiceで歌っていたときのものをそのまま使っています。

このアレンジでは、前半のソウルフルな歌い方から後半正調ルークトゥンの歌い方に変わった時点で観客が歓声を上げるのが常なのですが、9月のライブではそのポイントを外してしまい、イマイチ盛り上がらないまま終わってしまっていたりします。

こういう、ここぞというポイントを外してしまうと、その後、観客もテンションを持続できないままになってしまいます。

幅広い選曲で歌い方のヴァリエーションも数多く持っているグンですから、この辺の重要なポイントを着実に抑えていけば、コンサートももっと盛り上がるようになるのではないかな、と思いますね。


◆グン・スパーポン・サーイラック@ローン・ナー・イサーン-1(2016年9月9日)



◆グン・スパーポン・サーイラック@ローン・ナー・イサーン-2(2016年9月9日)



◆グン・スパーポン・サーイラック/サーオ・ナー・サン・フェーン@ローン・ナー・イサーン-3(2016年9月9日)



◆グン・スパーポン・サーイラック/アディート・クーイ・パン@ローン・ナー・イサーン-4(2016年9月9日)



◆グン・スパーポン・サーイラック/シ・ヒ・ノーン・ボ@ローン・ナー・イサーン-5(2016年9月9日)



曲のタイプが違うので、さすがにゴン・フアイライの「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン」のような爆発的ヒットというのは難しいと思いますが、着実にバンコクでも認知度が高まりつつあるのは事実です。

ただ、時期が過ぎればこのフィーバーもいずれは萎んでいくでしょう。それはヒット曲の宿命でもあるのですが。

その後は、やっぱりグンの本来のスタイルであるラムシンでバンコクに来てほしいですね。出来ればペー・パーヌチャイとかと組んで。

まだ、このスタイルではグンの実力は分からない。そんな事を感じたグン・スパーポンのバンコクでのライブでした。

2016年8月22日月曜日

【コンサート・リポート】2016年も母の日はコンサート三昧(2)

◆向かって左からプローイマニー、モッデーン、チャルームポン


ザ・モール・バンガピでのパオが出演した母の日コンサートが終わって、次はラムイントラ109で行われるゴン・フアイライのコンサートに行く予定でした。

ゴンのコンサートにはタッサポーン・トーンヂャンが出ますので、彼女に会いたがっていた友人を連れて行きたいと思い、だいぶ前から計画していたものでした。

しかし、一息ついていたときにFBをチェックした所、プローイマニー・ソンスーンがオームノーイで行われるモッデーンとチャルームポンのコンサートに出演するとの情報が!

プローイマニーといえば7月に日本に行っていたばかりで、そこで彼女にあった人も多いでしょう。ただ、自分は彼女にまだ会った事がありませんでした。

ちょっと遠いけど時間的にも距離的にも充分行ける会場であること、前日の別れ際にモッデーンから「明日、バンプリーとオームノーイね」と言われていたこと、ゴンのコンサートは別の日にもあること、などなどの理由で、ラムイントラ行きはやめて、急遽オームノーイに行くことにしました。

バス~BTS~バスと乗り継いで、2時間以上かけてバンガピからオームノーイへ到着。会場では既にモッデーンが待機していました。

トップバッターはモッデーンと彼女の姉のトゥッカター。なんせ彼女らはこの後バンプリーまで行かなければならないので。

彼女達がステージに上がった当初は時間が早かったという事もあって人もまばらでしたが、コンサートが進むにつれてお客も増えていき、モッデーンの巧みな進行で徐々に盛り上がって来ました。





ここでもやはり人気なのは「シ・ヒ・ノーン・ボ」です。この日は前座も合わせると計3回もこの曲を歌っていました。

ただ、バンドがイマイチ上手くなくて、モッデーンの時はイントロを間違えていたりして、モッデーンも戸惑っている様子が動画に記録されております。


◆มดแดง จิราพร(モッデーン・ヂラーポン)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)@ワット・オームノーイ前広場(2016年8月12日)



モッデーンは10時過ぎに終了。結構ギリまでファン対応をしてくれていましたが、さすがに次の会場は遠いので適当な所で切り上げて、バンプリーへと出発していきました。

次はお待ちかねプローイマニーの登場。

彼女の歌は実は動画でも未聴でした。偶然にもこの日購入した彼女のコンサートDVDもまだ見られていませんでしたので、全くの未知数でした。

しかし、お嬢様のようなルックスからは想像できない、ラムシンらしいどすの利いた声を所々で使ったりして、良い意味で裏切られました。




この日は1時間弱だったので、プローイマニーが歌うパートも少なかったし、彼女のラムもほとんど聴けなかったのですが、ポテンシャルが高いことは充分分かりました。

次回、9月3日にラムイントラでプローマニーのコンサートが予定されているので、ラムに関してはそちらでじっくり堪能する事とします。


◆พลอยมณี ส่งเสริม(プローイマニー・ソンスーン)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)~ผัวไผ(プアパイ)@ワット・オームノーイ前広場(2016年8月12日)



ラストはチャルームポン先生の出番です。先生とは7月ウボンに行った際お会いしていましたが、歌を聴くのは6月のバンプリーでのラムヤイとの共演コンサート以来です。

その時も感じましたが、チャルームポン先生の人気はやはりすごい!それは決して年配の人達だけでなく、若者からも絶大に支持を集めているのです。

日本人には「何でこんなオッサンが・・・」と思うかもしれませんが、キャリアがあるという事もそうでしょうが、やはり歌そのものが多くの支持を集める要因ではないかと思います。



ただ、日本人の自分がそこに到達するにはまだまだ勉強が必要です。チャルームポン先生の歌を聴いていると、日本人なんてタイ音楽の事なんかこれっぽっちも知らないんだなぁ、とつくづく感じますね。


◆เฉลิมพล มาลาคำ@ワット・オームノーイ前広場(2016年8月12日)



まだまだチャルームポン先生で会場が盛り上がっている最中でしたが、我々が向かう次の会場が少々遠かったので、後ろ髪を引かれつつオームノーイを後にしました。

タクシーを飛ばして向かったのはタオプーンにあるイサーン・ラムプルーン。ここでは先日、このブログでも取り上げたラムシン歌手ペー・パーヌチャイのコンサートがあるからです。

気が付いたら昼にご飯を食べてから何も食べていなかった我々。アドレナリンが出ていると、空腹も忘れてしまいますね。

定番のタイ料理を頼んで、遅い夕食を取っていると12時半過ぎにペーが引き連れて来た若手2人が登場し、メイン・ステージが始まりました。

その後30分ほどコンサートが進んだ後、いよいよペーの登場です。

やはりさすがの存在感です。その声一発で周りの空気を一瞬にして変えてしまうパワーがありますね。

しかしこの日、気が付いたら動画は撮っていたものの、写真を撮るのをすっかり忘れてしまっていました。

という訳で、こちらは動画のみでお楽しみください。


◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)/อ้ายสิดู๋(アーイ・シ・ドゥー)@イサーン・ラムプルーン(2016年8月12日)



◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)@イサーン・ラムプルーン(2016年8月12日)


イサーンでは結構人気があるペーですがバンコクではまだまだなのか、日は良いものの客の入りは8割程度でした。舞台前はかなり盛り上がっていましたが。

通常、このお店では1~3時がメインステージなのですが、この日は若干早めの2時終わり。もしかしたら直前にあった爆弾事件とも関係していたのかもしれません。

でも、1日中動き回った我々にとってはちょうど良い時間でした。

パオ⇒モッデーン&プローイマニー&チャルームポン⇒ペー、とかなり振り幅の広いラインナップとなった2016年の母の日コンサート。

程よい疲労感と共に、タクシーで家路へと着きました。