◆ポー・チャラートノーイ・ソンスーム(ป.ฉลาดน้อย ส่งเสริม)先生(左)と、チャウィーワン・ダムヌーン(ฉวีวรรณ ดำเนิน)先生(右)
5月13、14日のタイフェスティバル2017東京は、前回お伝えしたバイトゥーイやイン・ティティカーン、Grammyの人気ポップス歌手達によるステージも大いに盛り上がったのですが、自分のようなモーラム好きにはもうひとつの大きな目的がありました。
それが、チャウィーワン・ダムヌーンさんとポー・チャラートノーイさんが参加したタイ文化省舞踊団のステージです。
この2人は今さら言うまでもなく、タイ王国が認めた人間国宝という、凄い存在の方々です。
2人とも日本へは既に何度も訪れているので、今回の来日はそれほど珍しいことではありませんでしたが、事前に発表されていたタイフェスのステージプログラムには名前の記載がなかったので、開催直前にお二人が来られるということを知った時は興奮しました。
◆プログラムには「タイ文化省舞踊団によるタイ舞踊」という記載しかありませんでした。
お二人が日本に来られるということを知ったのは、今回の舞踊団に参加していたメンバーがたまたまSNSでつながりがあって、彼がお二人と一緒に日本に来ると投稿したいたからでした。それを見なければ、確実にスルーしていたでしょうね。
この事をSNSでルークトゥン・モーラムに関心のある方たちにお伝えしたら、大きな反響があり、中には急遽この為に遠方から来た人が何人かいたほどでした。
初日の13日は残念ながら雨に祟られてしまい、しかも早い時間の出番だったので、しっかりと観る事が出来なかったのですが、14日は雨も上がり、時間もお昼頃とちょうど人が集まっていた時間帯だったので、多くの観客に観てもらえていました。
ただ、今回のステージは30分間の舞踊団の持ち時間の中で、お二人が歌われたのが5~6分という短い時間だったので、素晴らしい歌声を堪能できたというほどではありませんでしたが、それでもこの貴重な機会に立ち合えた事は本当にラッキーでした。
◆5月13日のタイ文化省舞踊団によるステージ
◆5月14日のステージから、チャウィーワンさんとポー・チャラートノーイさんの出演部分を抜粋した動画。
13日は雨のせいもあって、ステージ終了後に舞台裏に行ったのは自分と友人くらいしか居なかったのですが、14日は大勢の人が集まり、先ごろタイ音楽の本を出版されたSoi48のお二人も顔を見せていました。
◆14日ステージ終了後の舞台裏にて、今回バックを務めたメンバーたちと。
人間国宝という存在にも関わらず、非常に親切に接してくれたお二人。ポー・チャラートノーイ先生は「東京はとても良い所だ」と言ってくれていました。
そして、チャウィーワンさんにはひとつ確認したい事があったので、それを本人に直接聞くことが出来ました。
それは、最近Grammy Goldからデビューした歌手が、チャウィーワンさんの教え子であるという事。本人に確認した所、間違いないとの事でした。
その歌手の名前はウィアン・ノルモン(เวียง นฤมล)。先月発売された新人歌手を集めたコンピレーション「ノーンマイ・タイダーオ2」に彼女の歌が2曲収録されいます。
◆ウィアン・ノルモン
ウィアン・ノルモンの存在はGrammy Goldからデビューする前から知っていたのですが、まさかチャウィーワンさんの教え子だとは思いませんでした。
しかし、ウィアンのモーラムの素質から考えれば、それも納得できる事実です。モーラムの遺伝子は脈々と受け継がれておりますね。
◆เวียง นฤมล(ウィアン・ノルモン)/ฮักบ่ได้แต่ลืมอ้ายบ่ลง(ハック・ボ・ダイ・テー・ルーム・アーイ・ボ・ロン)
当初、今年のタイフェスは歌手のメンツから考えても、あまり行きたいという気持ちにならなかったのですが、人間国宝という凄い方たちが来てくれたおかげで、充実した二日間となりました。
この貴重な機会に立ち会えた方々は、本当にラッキーだったと思います。
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