音楽好きならCDやDVDを買うだけでなく、現場で生のタイ音楽に触れたいと思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、タイ音楽、特にルークトゥン・モーラム関連のコンサートはなかなか情報が得にくいのが事実です。
そんな訳で、今回はそんな方々の為に4月28日～5月9日までのバンコク周辺でのコンサート情報をまとめてみました。
本音を言ってしまうと、沢山ありすぎて自分が訳分からなくなってきたので、整理する為の記事とも言えるんですが（笑）。
まずは、初心者にも分かりやすいラインナップのこちらのコンサートです。
【MIAMI BAZAAR 】（サムットプラカーン県バンプー）
4月28日 カーオティップ・ティダーディン
4月29日 アンクワン・ワランヤー
4月30日 Bettle R-Siam
5月1日 Clean Up
こちらはサムットプラカーンにあるマイアミというショッピングスペース（というのかな？）で行われているコンサートです。既に4月22日から始まっていますが、後半の、特に女性歌手2人は日本でもよく名前が知られた二人なので、初めてタイでコンサートを体験するには良いのではないでしょうか。
マイアミはスクムウィット通り沿いにあり、観光ガイドにも良く載っているムアン・ボーラーン（Ancient City）の斜向かいにあるので、バンコク中心部からも比較的行きやすい場所です。
行くとしたらBTSでベーリン駅まで行って、そこからタクシーが良いと思います（ロットゥーでもいけますが、土地勘のない人にはちょっとハードルが高いかな）。
【プラプラデーン・アーケード】（サムットプラカーン県）
4月29日 デンチャイ&プレーウプラーウ
4月30日 ゴン・フアイライvsラムヤイ・ハイトーンカム
5月1日 セーク・ローソー
5月2日 ラビアップ・ワータシン
5月3日 コヨーティー・サーオ・スウェイ
5月4日 チャルームポン・マーラーカム
5月5日 ヴァレンタイン・アーントーン
5月6日 マハーヒン
5月7日 ラオローム
5月8日 ポンシット・カムピー
かつて毎週ウェーティー・タイというテレビ番組の公開放送が行われていたプラプラデーン・アーケードですが、最近ではたまにコンサートが行われているだけで、ちょっと寂しい感じになってしまっています。
しかし、この労働の日イベントはかなり豪華なラインナップになりました。
この手のコンサートでは、たいていニセモノだったりするセークとカムピーもこれは本物のようです。
6日のマハーヒンは日本ではほとんど知られていないと思いますが、タイでは結構人気があるグループです。
渋いところでは2日のラビアップ・ワータシン。こちらはモーラムの楽団です。
プラプラデーン・アーケードに行くにはBTSでウォンウィアンヤイ駅からバスでも行けますが、やはりタクシーが無難。
【ホワイクワン競技場】（MRTホワイクワン）
4月30日 ティック・アンチャリー
5月1日 FLAME
5月2日 Ja R-Siam
5月3日 ポンシット・カムピー
5月4日 PARATA
5月5日 ラムヨーン・ノンヒンハウ
5月6日 ガーンケーン
5月7日 ブン・プラトゥムトーン
5月8日 マハーヒン
5月9日 ブア・ガモンティップ
MRTホワイクワン駅から歩いても行ける距離にあるホワイクワン競技場は、一部の人には良く知られている場所ですが、一般の旅行者で知っている人は少ないでしょう。
観光客がわんさと集まっている屋台街を突き抜けて左に曲がると、そこにはタイ人ばかりが集まる場所があるのは、なかなかすごい状況です。
場所的にはあまり大きくないので、普段は第一線級の歌手が来る事はありませんが、この労働の日イベントはかなり豪華なラインナップになっています。
大体あんな場所にJa R-Siamが来て大丈夫なのか？と人事ながら心配です。
個人的に注目は、タイフェス大阪にも出演するブン・パトゥムラートです。彼は「アーイ・ミー・ヘッポン」の大ヒットで、今やゴン・フアイライに次ぐほどの人気者。でも、日本ではほとんど（というか全く）知られていないんでしょうね。
多分、彼に関して日本語で紹介したのはこのブログくらいでしょうから（【ルークトゥンモーラム・プレイリスト】Tr.1：アーイ・ミー・ヘットポン/ブン・パトゥムラート）
【ソーイ・バンガディー中間】（ラマ2世通り）
4月29日 ヌーパーン・ウィセートシン（モーラム楽団）
4月30日 メーン・マニーワン
5月1日 マハーヒン
5月2日 ミウ・マスターキー
5月3日 ペット・サハパット
5月4日 イート・ウォンファラーイ
5月5日 デンチャイ&プレーウプラーウ
5月6日 ニック・ギックドゥー&ギンナリー・ノーンヒーヤイ
5月7日 シリポーン・アムパイポン
5月8日 ヴァレンタイン2010 vs ラムヤイ・ハイトーンカム
バンガディーはラマ2世通りにあります。中心部から行くとセントラル・ラマ2を通り過ぎた先にあるので、ちょっと遠いかな。コンサートが行われる場所はソーイの入り口からさらに奥に入った所にあります。
この中で注目は4月29日のヌーパーン・ウィセートシン、5月2日のミウ・マスターキー、7日のシリポーン、8日のラムヤイでしょうか。
3日と4日はコピー・ショーなので要注意です。また8日のヴァレンタイン2010は、スーパー・ヴァレンタインとはまた違うグループです。
次からはコピー・ショーも増えるので、主要歌手のみカナ表記にします。
【トゥーパテーミー競技場】（ラムルーカー）
5月5日 デンチャイ&プレーウプラーウ
5月7日 メーン・マニーワン
トゥーパテーミー競技場はドンムアン空港とランシットの間にある、空軍の施設。
ここでの主要歌手は2組のみですが、デンチャイ&プレーウプラーウはバンガディーと同じ日になってしまっています。
という事はどちらかが無くなっているはずなので、直前の彼らの情報は要チェックですね。
【タラート・オートーコー・ウィーダー】（プラウェート地区）
4月28日 ギンナリー・ノーンヒーヤイ
4月30日 メーン・マニーワン
5月3日 ノーン・ティップ・ティダーポン
5月7日 デンチャイ&プレーウプラーウ
タラート・オートーコー・ウィーダーはスワンナプーム空港の西側にある市場。はっきり言って、かなり行きにくい場所です。
ここでも、目を引くのはメーン・マニーワンとデンチャイ&プレーウプラーウくらい。
ノーン・ティップは好きな歌手であると同時に友達でもあるので、行ってあげたいのですが、多分他のコンサートとバッティングしてしまっているので、ちょっと難しいかな。
トゥーパテーミーなどと顔ぶれが大体同じなのは、プロモーターが同じだからだと思います。
【ワット・オームノーイ】（オームノーイ、サムットサーコン県）
4月30日 ゴン・フライライvsワントーン・ノーンヒンハウｖｓラムヤイ・ハイトーンカム
5月1日 シーヂャン&ワチャラーポン、ニッタヤー&ヌンｖｓメーン・マニーワン
ワット・オームノーイはＢＴＳバンワー駅からペットカセーム通りをナコンパトムに向かっていく途中にあるお寺。
かなり興味深い組み合わせです+親しい歌手という事もあって行きたいのは山々なのですが、この2日間は他のコンサートがあるのと、場所的に遠いということもあって、行く可能性は少ないですね。
【ソーイ・ラサール入り口】（ＢＴＳベーリン駅前）
4月29日 カムプン・ルアムミット（モーラム楽団）
5月1日 ブアパン・タンソー&ボーム・タナットチャイ
ＢＴＳベーリン駅から見下ろせる場所にある、初心者でも超行きやすい会場のコンサートですが、ラインナップは超渋い（笑）。
カムプン・ルアムミットはモーラム楽団。自分もまだ見たことがありません。この時はちょうどバンコク・ツアーのようで、前日の4月28日にはクロンタンにあるイサーン・タワンデーンでもコンサートがあります。
ブアパン&ボームの日は入場料120バーツらしいです。ただ、その中には50バーツ分の飲み物代も含まれているとの事。
タイ人が酒飲んで暴れる可能性もあるので、行かれる方は充分に注意してくださいねぇ～。
【Ｍ150 ルークトゥン・スーパーショー】
4月30日 タイ・ルン・ティップ・ナイトバザール（サムットプラカーン県バンボー）
5月1日 ムーバーン・シワナコン（サムットプラカーン県プレークサー）
出演：パイ・ポンサトン、シリポーン・アムパイポン、ターイ・オラタイ、ドークオー・トゥントン&ガーントーン・トゥングン、ラムヨーン・ノンヒンハウ、サーオイェー・ヂェーティヤー
ご覧の超豪華メンバーが顔を揃えるＭ150ルークトゥン・スーパーショーがサムットプラカーンで開催。
4月30日、5月1日とバンコク中心部からはちょっと遠い場所なんですが、行く価値は充分にあります。
【ＭＣＯＴ/ＦＭ95】
5月1日 ラマ8世橋たもと（12：00～24：00）
出演：パイ・ポンサトン、ドゥアンペン・アムヌアイポン、タンワー・ラシタヌー、ダーオ・マユリー、ガンプー&ラッチャニー、SKYPASS、パッタルン、バオウィーR-Siam、クン・スティラート、ウィラダー・ウォンテワン、アムポン・ウェーンペット、シリントラー・ニヤーゴン、キャンディー・ラーケン、etc.
毎年、労働の日に行われているというＭＣＯＴのイベント。
自分は運悪く、今までずっと仕事になってしまい参加できなかったのですが、今年は休みになったのでガッツリ参加します。
何よりＳＫＹＰＡＳＳには、先日スラータニーで会った時にすごく優しくしてもらったし、帽子ももらっちゃったので、ここはお礼の意味も込めて、自分は参加する予定です。
【シアン・イサーン】
4月30日 バンプー30km（サムットプラカーン県）
5月1日 タラート・ナムデーン（テーパラック通り、サムットプラカーン県）
シアン・イサーンもちょうどバンコク周辺の巡業のようです。
特に5月1日はルークペー、ポーイファーイとシアン・イサーン出身歌手もゲスト出演予定。
ナムデーンは自分の家から行きやすい場所なのですごく行きたいんですが・・・・、日が悪いですよねぇ～。
【エーム・アパサラー】
4月29日 ソーイ・バンガディー中間
4月30日 ラヨーン
5月1日 トゥーパテーミー競技場（ラムルーカー）
5月2日 YESデパート前（バンプリー、サムットプラカーン）
自身の楽団は持っているものの、常時活動している訳ではないようなので、タイミングを逃すとなかなか観る機会が無いエーム・アパサラー楽団が、ちょうどゴールデンウィーク時期にバンコク巡業という、イサーン音楽ファンには絶好のチャンス。
昨年（2015）末、自分が観た時はかなりグレードの高い楽団でした。
今回も楽しみです。
【マイタイ・フアヂャイシン】
4月29日 バンプー30km
4月30日 ラヨーン
5月1日 タラート・スクサワット（エカチャイ66）
5月2日 タラート・ギープムー（ミンブリー）
5月3日 サケーオ
5月4日 調整中
5月5日 チャチュンサオ
5月6日 ラーン・ルアン・ポーナーク（ケーハ・バンプリー）
5月7日 タラート・ナムデーン（テーパラック通り）
5月8日 タラート・サマーポン（バンプリー）
去年（2015）10月に観て以来、度々バンコクでのコンサートはあったものの、タイミングが合わず行けてなかったマイタイが、この時期にバンコク巡業に来てくれるという事で、今度こそは行けそう。
でも、何故か毎回最後まで観られないマイタイ。今度こそは最後まで観られるかな。
【ゴット・チャクラパン】
5月1日 セントラルプラザ・ラマ2世通り店
何とゴット王子が5月1日にフリーコンサートを開催。場所もセントラル・ラマ2という事で、とても行きやすい場所です。
ただ、このフリーコンサートは注意が必要。無料ではあるものの、事前に整理券を入手しておく必要があるようです。
当日、いきなり行っても入れない可能性がある事は充分承知しておいた方が良さそうです。
【ヌット・プラトゥムトーン】
5月4日 タムナーン・コン・イサーン（ラマ3世通り）
イサーン（シーサケート）を拠点に活動しているヌット・プラトゥムトーン。
3月にも同じ場所でコンサートを行い大盛況でしたが、5月4日に再びバンコクに来てくれます。
ヌットはそう度々バンコクに来る訳ではないですので、このチャンスは逃したくありませんし、本人からもコンサートの写真を撮るよう頼まれてしまったので、この日は他にどんなコンサートがあっても外せません。
【パオワリー・ポンピモン】
4月30日 インペリアルワールド・サムローン（16：00スタート）
4月30日、昼間に時間のある方は、このパオが出演するイベントを見に行かれてはいかがでしょうか。
場所はBTSベーリン駅から少し先に行った所にあるデパートです。歩けない事もありませんが、お勧めは出来ません（そこそこ距離がありますし、この時期暑いですから）。
タイラットTVのイベントのようですが、歌を歌うのかは分かりません。
【デンチャイ・ウォンサーマート&プレーウプラーウ・セーントーン】
4月30日 タラート・スーパーワンプラザ（クロンタン交差点）
エアポートリンク・ラムカムヘン駅から歩いても行ける距離にある市場で、4月30日デンチャイ&プレーウプラーウのコンサートがあります。
この場所はイサーンの人たちが沢山住んでいる場所でもありますので、かなり盛り上がること必至です。
ラムカムヘン駅から行く場合は徒歩以外にモーターサイが良いでしょう。運転手に「タラート・クロンタン」と言えば、15～20バーツくらいでいけるはずです。
BTSプラカノン駅からタクシーで行くのもOKです。
【ドークオー・トゥントーン&ガントーン・トゥングン】
5月7日 イサーン・ラムプルーン（ロータス・タオプーン向かい）
今回、この時期のコンサート情報を集めていて、一番ビックリしたのがこのコンサート。まさか、こういう形で彼女らのライブを体験できるとは思っていませんでした。
多分、こういう形のイサーン料理屋でのコンサートはかなり少ないのではないでしょうか。もしかしたらイサーンではあるかも知れませんが、バンコク周辺ではあまり知りません。
なので、これもマストですね。翌日仕事なんですが（コンサートが終わるのは26～27時の可能性大）、これを逃したら後悔することは確実なので、絶対に行きます。
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と、まぁ、ザッとまとめてみましたが、これが自分が収集した情報全てではありません。あえて、載せてないものもあります。
さらに、直前になって出てくる情報もあるので、当日を迎えてみないとどこに行くのかは、自分でも分かりません。
しかし、自分がタイに来てまだ2年ですが、これだけ充実したゴールデンウィークというのは初めてかも知れません。
体力がどこまで持つかは分かりませんが、出来る限り沢山のコンサートに行きたいと思っています。
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