◆ระเบียบวาทะศิลป์(ラビアップ・ワータシン)@ตลาดปัฐวิกรณ์(パッタウィゴン・マーケット);2 ธ.ค. 2559(2016年12月2日)
冒頭からいきなり宣伝で恐縮ですが、タイランドハイパーリンクスに連載しているコラムを更新しました。
今回のテーマは「モーラム楽団」。自分もまだまだ入門したてのこのジャンルですが、日本ではまったく紹介されていないので、1度概要をまとめておきたいと思い、取り上げました。
◆音楽天国タイランド第29回「モーラム楽団のススメ:タイ音楽の魅力が120%詰まった極上エンタテインメント」⇒http://www.thaich.net/ongakutengoku/onten29.htm
そのコラムの中でもモーラムの4大楽団として取り上げたラビアップ・ワータシンを、10月2日ナワミンのパッタウィゴン・マーケットに観に行って来ました。
ラビアップを観たのはこれが初めてではありませんでした。
最初は今年1月に開催された「ムアン・モーラム」で。その次は7月にモッデーンがラビアップのコンサートにゲスト出演したことがあったので、それを観に行った時でした。
◆「ムアン・モーラム」@タイ文化センター(2016年1月10日)
ただ、いづれの時もまだモーラム楽団に興味が向いていない時だったので、それほど強い印象は残っていませんでした。
そんな、気持ちのし切り直し的な意味合いもあった今回のコンサート観覧だったのですが、意識が変わるとこうも見え方が違うのかと感じた、自分としては目からうろこのコンサートでした。
まず、ビックリしたのが観客の多さです。
モーラムのコンサートは大体満員になるものではありますが、この日の超満員状態にはちょっと驚きましたね。
当日はラムカムヘン通りの渋滞にハマって、21時半近くなってしまったのですが、ほとんどのコンサートでもこのくらいの時間では7~8分の入りという感じです。
しかし、この日はすでにこの時点で超満員。舞台前に移動するのも大変でした(帰りはもっと大変だった)。
ラビアップのステージで特に強く印象に残ったのが、アイドルばりのルックスの男性歌手陣です。
たぶん韓国のアイドルグループを意識しているのだと思いますが、こういうモダンな感じを前面に押し出しているモーラム楽団はラビアップぐらいではないでしょうか。
もちろん楽団の華、女性歌手陣も充実しています。
特に目を引いたのが、女優プレーウ・チューマウィーに似ている歌手。ファンからも1番人気と言えるほどの、チップや2ショット攻めにあっていました。
ベテラン歌手勢も素晴らしいですし、この点でもラビアップが数あるモーラム楽団の中で、特に根強いファンをもっている事の理由が分かりました。
そして、ダンサー達も魅せてくれます。
クオリティーの高い踊りと華麗な衣装、見事な連携の振りは数あるモーラム楽団のダンサーの中でも、特にレベルの高い部類に入ると思います。
で、肝心の音楽ですが、これも文句なしです。
バンドのテクニックも抜群ですし、歌手達も実力派揃いです。さすが4大モーラム楽団のひとつと言われるだけあります。
そして、選曲も今人気の曲や定番曲に加えて、フォン・ラッダーワンの「チュワン・アーイ・マー・バーイ・シー(ชวนอ้ายมาบายศรี)」など、この楽団だけが取り上げている曲もあったりする所に独自のセンスが感じられます。
それにしても、ペット・サハラットfeat.プレーウプラーウの曲「プローイ・ナム・サイ・ナー・ノーン(ปล่อยน้ำใส่นาน้อง)」の人気はすさまじいです。
今やどのコンサートでも歌われている曲ですが、イントロが流れただけで歓声が上がるのはこの曲くらいなものです。もちろん、客席はダンスフロアと化します。
◆ラビアップ・ワータシン@パッタウィゴン・マーケット-1(2016年12月2日)
◆ラビアップ・ワータシン@パッタウィゴン・マーケット-2(2016年12月2日)
◆ラビアップ・ワータシン@パッタウィゴン・マーケット-3(2016年12月2日)
今回、出足が遅れてしまったため、最初から観られなかったのは残念でしたが、この楽団の魅力の一片は分かったような気がします。
ただ、モーラム楽団の場合はスケールが大きいので、1回コンサートを観ただけでは分からない部分が沢山あります。
その辺は、今後回数を重ねて、その魅力を紐解いていきたいと思っています。
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