2017年2月25日土曜日

【ディスク・ライブラリー#17】9年の時を経て発売されたアンクワン・ワランヤー待望の1stアルバム

【Artist】เอิ้นขวัญ วรัญญา(アンクワン・ワランヤー)

【Title】ผู้หญิงธรรมดา ที่กล้ารักเธอ(プーイン・タンマダー・ティー・グラー・ラック・ター)

【Release Date】23 ก.พ. 2560(2017年2月23日)



1.สักวัน..ฉันจะรู้สึกเฉยๆกับเธอ
2.ผู้หญิงธรรมดาที่กล้ารักเธอ
3.อย่าจีบให้ไปเจ็บ
4.สั่งน้ำตาไม่ได้
5.ภาพเธอยังไม่ชัด
6.จะหายใจยังไงไม่ให้คิดถึง
7.ข้อสอบหัวใจ (อย่าให้ใครมาลอก)
8.อย่าบังคับให้หลายใจ
9.รู้ตัวอีกที ก็มีเธออยู่ในใจ
10.เด็กบ้านนอกลำเดิน
11.ผีเสื้อใจร้ายกับดอกไม้ใจอ่อน(Bonus Track)
12.คนกำลังน้อยใจ
(Bonus Track)
13.บ่กล้าบอกครู (แต่หนูกล้าบอกอ้าย)
(Bonus Track)

2週間前に興奮気味にお伝えした、アンクワン・ワランヤー待望のアルバムが発売される件。

◆【リリース情報】アンクワン・ワランヤーの1stアルバムがついに発売!

デビューから9年。実力もあり曲もヒットしているのに、なかなかアルバムが発売されないことにやきもきしていましたが、昨日2月23日ようやくその日が来ましたので、早速CDショップで購入して来ました。ただ、正確には21日に売っていたお店があったので、そこで既に買っていました。

購入してからもう何度も聴いていますが、結論から言ってしまうと、お世辞抜きに傑作と言える最高の内容です。

待たされまくったのでその分かなり期待値は上がっていましたが、その高いハードルをアンクワンは軽々と越えてしまいました。



構成はTr.1~10までが本編で、Tr.11~13は過去の曲がボーナス・トラックとして収録されています。

デビュー曲「ボ・グラー・ボーク・クルー」は他の収録曲とはだいぶ雰囲気が違いますが、基本的にアンクワンが歌っているのは、いわゆる「プア・チーウィット」と呼ばれるタイプの音楽です。

普通のルークトゥンやモーラムと比べると、エキゾティックな部分は薄いですが、その分飽きの来ない深みのある音楽になっています。

Tr.1~10の中で既発曲はTr.4「サン・ナムター・マイ・ダイ」と、アルバム発売直前にリリースされたTr.1「サック・ワン、チャン・ヂャ・ルースック・チュイチューイ・ガップ・ター」2曲のみで、その他は全て新曲です。

ただし、アルバムタイトル曲のTr.2「プーイン・タンマダー・ティー・グラー・ラック・ター」のように、すでにステージで歌われていた曲も何曲か含まれているようです。



全体的にはこれまでのシングル曲のように、ゆっくり目のテンポの曲が多いですが、所々にアップテンポの曲を配置して、曲順もよく配慮されているので、最後に飽きずに聴ける点もポイントが高いです。

そして、何よりもこのアルバムをじっくり聴いて感じたのは、ボーカリストとしてのアンクワンの素質の高さです(単純に「歌手」とは表現せずに「ボーカリスト」と書いたのはそれなりに意味があります)。

透明感があり、重くなり過ぎず、かといって軽いわけでもない、絶妙なポジションの歌声がまさに自分好み。

プロダクションはギミックの少ない、バンドサウンドを基調としたストレートなアレンジですが、かと言って決して安っぽい訳ではなく、アンクワンのボーカルを引き立たせる意味ではちょうど良い感じだと思います。

そんな最高のアルバムの発売日だった2月23日、アンクワンはプラプラデーン・アーケードで行われたFM90のイベントに出演するという事で、サインをもらうのを兼ねて観に行って来ました。




実はこのCDを買った時、その事を本人をタグ付けしてFacebookに投稿していたので、僕がCDを21日の時点で買っていたのをアンクワンは知っていました。

なので、サインをもらいに行った時「あ、来た」と言われてしまう自分w その後、「もう聴いた?」、「どの曲が好き?」などと少し話をしましたが、以前会った時は案外そっけない対応だったアンクワンも、場数を踏んでファン対応もだいぶこなれて来たようでした。

この日、アンクワンが歌ったのは「ボ・グラー・ボーク・クルー」とアルバムの中からTr.10「デック・バンノーク・ラム・ドゥーン」の2曲のみでしたので、ファンとしては若干物足りませんでしたが、久しぶりにアンクワンの生の声を聴けた事は大満足でした。

◆アンクワン・ワランヤー@FM90:タクシー・パーティー(2017年2月23日)



◆アンクワン・ワランヤー、1stアルバム発売SPOT


ボーナストラックも含めて、トータル感も素晴らしいこのアルバムですが、欲を言えば「ボ・クラー・ボーク・クルー」は作られてからだいぶ時間が経っていますので、このアルバム用に新しいアレンジで新録してくれれば、文句なしだったんですけどね。

それでも充分満足な、アンクワンの記念すべき初めてのアルバム。長い間待った甲斐がありました。

今年(2017年)はまだ残り10ヶ月ありますが、もう年間ベストアルバムはこれでほぼ決まったようなものです。

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