2017年2月3日金曜日

【コンサート・リポート】パオ、チェム、Paradise Bangkok@タイ観光フェスティバル2017

◆タイ観光フェスティバル2017@ルンピニ公園(2017年1月25~29日)


毎年、ルンピニ公園で開催されているタイ観光フェスティバルが、2017年も1月25~29日の期間で行われました。

今年で37回目になるこのイベント。毎年、多数の人気歌手が出演するコンサートがあるので、音楽ファンにとっても楽しみなイベントです。

今回、自分は1月27・28日コンケーンで行われるモーラム・フェスティバルに参加するため、26日だけの参加となりましたが、中身の濃いラインナップでとても楽しめました。

◆2017年のメインステージのタイムテーブル

26日のメインステージにはパオワリー・ポンピモン、チェム・チェムラム、The Paradise Bangkok Molam International Bandと、豪華ラインナップなのは言うまでも無く、どのアーティストも自分にとっては久しぶりのライブでした。

仕事終わりに会場に直行し、到着したとほぼ同時に登場したのがパオワリー・ポンピモン。彼女のコンサートを観るのは、昨年8月12日の母の日コンサート以来となります。

コンサートの構成そのものは以前とそれほど大きく変わっていた所はありませんが、パオ自身の、存在感がさらに増してきたようで、とても楽しめたステージでした。

曲はプムプアンや新作のカヴァーアルバムからの曲が中心で、オリジナル曲はほとんど歌っていませんでしたが、それも気にならずに終わりまでテンションが持続できたのは、30分という短めのステージだったのも功を奏したのかもしれません。








パオに続いて登場したのは、同じGrammy Goldの先輩歌手であるチェム・チェムラム。彼は黒のスーツ姿で4人の女性ダンサーを引き連れてのステージでした。

以前は知り合いのタイ人が彼のファンという事もあって、頻繁にコンサートを観に行っていたのですが、ここ最近はご無沙汰でした。

久しぶりだったので忘れられているかと思っていましたが、ステージ終了後バックステージに行ったらしっかりと名前を覚えていてくれて嬉しかったです。

曲は彼の代表曲「ガルナー・ファン・ハイ・ヂョップ」をはじめとしたオリジナル曲を中心に歌われ、熱心なファンの応援もあって、アットホームな雰囲気のコンサートになりました。









そしてトリはニューアルバムも発売されて、世界的注目度も増しているThe Paradise Bangkok Molam International Bandの登場です。

海外での人気が先行していた彼らですが、徐々にタイ国内でもそのネームヴァリューもアップしていると感じていた昨今だったので、きっとこの日も多くの観客で盛り上がるのだろうと勝手に想像していましたが、実際はパオとチェムが終わるとほとんどの客が帰ってしまうという残念な状況でした。

インストルメンタル・バンドという事もあって、人気が若者中心のせいもあるのでしょう。この日、会場にいたのはほとんどが年齢層が高めの人たちだったので、その人達にとってはちょっと理解しがたい音楽だったのかもしれません。

しかし、残っていた若い人たちや外国人たちは大いに盛り上がっていました。

あと、このバンドの事で以前から気になっていたことがあります。それは、度々ドラムスが乱れる事。この日も一部の曲でリズムが崩れる場面がありましたが(動画3)、バンドの中心のドラムスがしっかりしていないと全体もめちゃめちゃになってしまうので、ここは何とかしてほしい所です。

特にこのバンドのサウンドは、ドラムスとベースが鍵を握っている為、リズム隊次第で良し悪しが決まってしまいます。この辺が強化されれば、今後ももっと面白くなってくると思いますね。








◆The Paradise Bangkok Molam International Band@Thailand Tourism Festival 2017(1)



◆The Paradise Bangkok Molam International Band@Thailand Tourism Festival 2017(2)



◆The Paradise Bangkok Molam International Band@Thailand Tourism Festival 2017(3)



◆The Paradise Bangkok Molam International Band@Thailand Tourism Festival 2017(4)



この日の深夜バスでコンケーンに行く予定だったので、当初はパスしようかと思っていたこのコンサートですが、ちょっと慌しくなってしまったものの、行った価値はあった、充実したコンサートでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿