2016年8月11日木曜日

【コンサート情報】母の日前後のルークトゥンモーラム・コンサートまとめ

8月12日はシリキット女王の誕生日です。



タイではこの日を母の日として休日になっていまして、毎年この日前後はイベントが目白押しです。もちろんルークトゥン・モーラムのコンサートも沢山あります。

日本のタイ音楽ファンの方がタイに来られるのでしたら、この日を絡めて旅行の日程を組めば、沢山コンサートが観られるでしょう。

2016年の今年も沢山のコンサート情報が入って来ました。バンコク周辺のコンサートだけですが、ざっとまとめて見たいと思います。

【2016年8月11日】

1.OKルークトゥン@王宮前広場(サナーム・ルアン) 20:00~

まずは母の日前日の8月11日は、王宮前広場で沢山の歌手が集まるイベントがあります。

出演予定歌手はモッデーン・ヂラーポン&トゥッカター・バービー、トン・タナパット、グルアイ・クロンホイコーン、イム・スティダー、PENTA、ミウ・マスターキー、etc.。


2.ペット・サハラット@タムナーン・コンイサーン(BTSスラッサック)

同日、BTSスラサック駅から程近い場所にあるパブ「タムナーン・コンイサーン」では、先日タカテーンと正式に婚姻を結んだばかりのペット・サハラットが登場。

開始は多分24:00前後だと思います。

【2016年8月12日】

1.母の日コンサート(パオワリー・ポンピモン)@The Mall バンガピ 10:00~

母の日当日の8月12日、昼間はパオ・パオワリーが出演する母の日コンサートがThe Mall バンガピであります。

毎年恒例のこのコンサート。ルークトゥン歌手で出演するのはパオとタオ・プーシンのみですが、まだ観た事無いので、楽しみです。

パオは夜のコンサートもあるので、比較的早い時間の登場だと予想されます。また、10時スタートとなっていますが、多分これは会場時間で、コンサートが始まるのは12時か1時ころなのではないかな、と思っています。

ちなみに、このコンサートに入るにはチケット(無料)が必要なので、ご注意ください。


2.ターイ・オラタイ&パオワリー・ポンピモン@レムチャバン市庁舎前

こちらは、ちとバンコクからは遠いですが、パオ関連という事で一応取り上げておきます。


3.デンチャイ・ウォンサーマート&プレーウプラーウ・セントーンvsメーン・マニーワン@バンプー 30km(サムットプラーカン)


サムットプラーカンのバンプーでは、デンチャイ&プレーウプラーウとメーン・マニーワンの共演コンサートがあります。

バンプー30kmはスクンビット通りをまっすぐ行った所にあるので、行くのにそれほど不便ではありません。


4.Ja R-Siam@タラート・アイヤラー(ランシット)

こちらはちょっと行きにくいですけど、ランシットにある大きな市場「タラート・アイヤラー」でのイベントではJa R-Siamが登場します。

5.ゴン・フアイライ@ラムイントラ109

ゴン・フアイライはバンコクのはずれにあるラムイントラ・ソーイ109でのイベントでコンサートの予定です。

ゴンと同行しているタッサポーンとナークワンも来るはずです。タッサポーンの新曲、聴けるかな。

6.モッデーン・ヂラーポンvsノーンマイ・トップライン@ケーハ・バンプリー

イサーンの人達が沢山いる、サムットプラーカンのケーハ・バンプリーでは、モッデーンvsノーンマイという濃いラインナップのコンサートがあります。

同じ場所では19日にブン・パトゥムラート&タンヤーR-Siamも予定されています。こちらも興味深いです。

7.チャルームポン・マーラーカムvsモッデーン・ヂラーポン@ワット・オームノーイ

モッデーンはさらにもう1ヶ所。こちらはナコンパトムに近い場所にあるお寺です。またもや無茶な掛け持ちです(笑)


8.モンケーン・ゲーンクーン@トゥーパテーミー競技場(ラムルーカー) 

ドンムアン空港の近くにある空軍の施設「トゥーパテーミー競技場」では、モンケーンのライブあり。


9.ペー・パーヌチャイ@イサーン・ラムプルーン(タオプーン)

前回、当ブログで取り上げたばかりのペー・パーヌチャイも忘れてはいけません。

ただし、こちらの開始は夜中。25:00からのスタートです。


10.プーニム・センタワン(センタワン3人娘)@ワット・バーンモットソートララーム

プーニムはラマ2世方面にあるお寺でコンサート。


11.プラトム・バントゥンシン@タラート・パッタウィゴン(ナワミン)

こちらは渋めですが、以前このブログでも取り上げたモーラム楽団「プラトム・バントゥンシン」のコンサートがナワミンのパッタウィゴン市場であります。

個人的にはめっちゃ行きたいコンサートです。


12.タカテーン・チョンラダー@MIAMI(バンプー)


母の日間近に入って来たビックな情報がこれ。タカテーンが何とバンプーのマイアミでコンサートです。

マイアミはスクンビット通り沿いにあり、観光場所としても有名はムアン・ボーラーン(Ancient City)の向かいにありますので、中心部からは若干距離がありますが、比較的行きやすい場所です。


【2016年8月13日】

1.ブア・ガモンティップ@プッタモントン・サーイ5

仏教の聖地プッタモントンでは、8月13日にブア・ガモンティップが出演するイベントがあります。

ただここは、バンコクとは言えほぼほぼナコンパトムなので、中心部からはちょっと遠い&行きにくい場所です。

しかし、ブアに会いたいという方は行かれてみてはいかがでしょうか。


2.デンチャイ・ウォンサーマート&プレーウプラーウ・セーントーン@ワット・オームノーイ

デンチャイ&プレーウプラーウ、13日はワット・オームノーイでコンサートです。


3.ゴン・フアイライvsマハーヒン@タラート・スクサワット

13日のゴンのコンサートはスクサワット市場です。マハーヒンとの共演というのも、面白そうですね。


4.ヌット・ウィラーワン@Big C ナワナコン

ヌット・ウィラーワンはナワナコンのBig C前でコンサート。盛り上がりそうです。


5.シーヂャン・ウィーシー&ワチャラーポン・ソムスック@ラマ9世橋下(ラマ3世通り)

13日の自分の本命はこちら。もちろん、彼らと同行しているニッタヤー・サーラカームとヌン・パラーンチャイも来ます。

付近にBRTも通っていて、中心部からも行きやすい場所です。

また、写真を見てもお分かりのように、同じ場所で14日にデンチャイ&プレーウプラーウもあります。

それと、画像はありませんが、ブアパン&ボームが13日にクロンタン市場でコンサートを行います。


【2016年8月14日】

1.ゴン・フアイライ@ソーイ・バーンガディー(ラマ2世通り)


14日、ゴン・フアイライはこちらでコンサートです。


2.ラムヤイ・ハイトーンカム@ホワイクワン競技場(MRTホワイクワン)

観光客も多く訪れるホワイクワン市場の奥に入った所にある、ホワイクワン競技場では既に5日から母の日イベントが行われておりまして、最終日がラムヤイの出演日になっています。


3.シーヂャン・ウィーシー&ワチャラーポン・ソムスック@Big C スウィンタウォン


Big Cスウィンタウォンは一応バンコクですが、中心部からはかなり遠いです。

行きたいのはやまやまなんですが、自分は距離的にちょっと厳しいかな。

また14日は先にも触れた、デンチャイ&プレーウプラーウがラマ9世橋下でコンサートを行います。


【2016年8月15日】

1.ラムヤイ・ハイトーンカム@ラマ9世橋下(ラマ3世通り)

15日、ラムヤイはここでコンサートです。

どーでもいい話ですが、この場所は僕とラムヤイが昨年のローイクラトンを一緒に過ごした思い出の場所でもあります(ホントにどーでもいいw)。

2.ペット・サハラット@タワンデーン・クロンタン

観光客も沢山訪れる有名なラーン・ビア「タワンデーン」では、8月15日ペット・サハラットのコンサートがあります。

ただし、こちらはイサーン・タワンデーンではなく、その向かいにあるタワンデーン・ユーロマンの方ですので、ご注意ください。

8月11日時点で自分が確認できたバンコク周辺のライブはこんな感じです(地方の分を入れたらもっとあります)。

14・15日の情報が少なめですが、日が近くなればもっと入ってくる可能性はあります。

また、これらの情報も確実ではありません。天候の関係で中止になったり、何らかの事情で変更になる事はままありますので、その点はご了承のほどを。

それでは、良い母の日、連休をお過ごしください。

2016年8月9日火曜日

【魅惑のラムシン・ワールド#2】鋼の声を持つ男:ペー・パーヌチャイ

◆ペー・パーヌチャイ・ポンサワン(เป้ ภาณุชัย พรสวรรค์)


ラムシンは通常、男性と女性のペアで歌うので、男性歌手と女性歌手の比率はほぼ同じと考えても良いと思いますが(ただ、パーマネントのペアは少ないので完全に一致するものではありません)、スポットライトが当たるのは女性歌手の方が多くなりがちです。

そんな縁の下の力持ち的な存在のラムシンの男性歌手の中で、ひときわ存在感を放つ歌手がいます。

その人が今回取り上げるペー・パーヌチャイです。

ペーの何がすごいと言えば、やはりその声です。ハスキーで太いその声は、数多いるラムシンの男性歌手の中では特にパワフルで、聴き手を圧倒します。

活動はイサーンを基本にしていて、現在「シ・ヒ・ノーン・ボ」が大ヒット中のグン・スパーポンとペアを組んで、LEOの「スーパースター・ラムシン」というコンサートでイサーン各地を周っていたりしています。

なので、バンコク周辺に来る事はなかなか無く、以前から生のステージを観たいと思っていましたが、機会に恵まれませんでした。

しかし、ここ最近フォン・ラッダーワンの中央でのコンサートが増えてきたのに伴い、彼女とのペアでペーもバンコクに来る機会が増えてきました。

5月28日にはラムイントラのお店「ラビアン・イサーン」で2人のライブがありましたので、早速観に行って来ました。








初めて生で聴くペーの歌は、とにかく圧巻でした。その声がダイレクトに腰に響くんですよね。

普通、踊りたくなるのはリズムに誘導される事が多いですが、彼の場合はその声質と歌のグルーブについ体を動かされてしまう、そんな感じでした。

バックを務めたスーパースター・ラムシンのバンドとのコンビネーションも絶妙で、終始ペーのラムシン・ワールドに引き込まれっぱなしでした。


◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)vsฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)@ラビアン・イサーン-1(2016年5月28日)



◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)vsฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)@ラビアン・イサーン-2(2016年5月28日)



◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)vsฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)@ラビアン・イサーン-3(2016年5月28日)



◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)vsฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)@ラビアン・イサーン-4(2016年5月28日)


そのペーの最新曲が「アーイ・シ・ドゥー(อ้ายสิดู๋)」。この曲がまたペーに似合う、超かっちょいい曲です。

まもなくMVが作られるそうですが、一足先に歌詞ヴァージョンをご紹介しておきます。


◆เป้ ภาณุชัย(ペー・パーヌチャイ)/อ้ายสิดู๋(アーイ・シ・ドゥ)


また、ペーの直近のバンコク近郊ライブは、母の日の8月12日、タオプーンにあるお店「イサーン・ラムプルーン」で予定されています。

生のペーの声を体に浴びたい方は、ぜひイサーン・ラムプルーンへ。



2016年8月8日月曜日

【ルークトゥンモーラム通信】麗しのモーラム姫タッサポーン・トーンヂャンが久々の新曲を発表

◆ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)


当ブログでも特にひいきにしている歌手、タッサポーン・トーンヂャンの久々の新曲が、本日8月8日に公開されました。

タイトルは「タウェン・ボ・クーイ・トゥア(ตะเว็นบ่เคยตั๋ว)」。

◆ตะเว็นบ่เคยตั๋ว(タウェン・ボ・クーイ・トゥア)


オリジナルとしては「キットホート・プー・ラーン・コン(คิดฮอดผู้สางคน)」以来ですので、実に3年ぶりとなります。

やはり3年も経つと彼女を取り巻く状況もかなり変わり、1年ほど前まではタイでも知る人ぞ知る存在でしたが、今やテレビに出演したりゴン・フアイライのチームとして活動している事もあり、広く名前の知られる存在となりました。

しかし、実力のある歌手にも関わらずタッサポーンの名刺代わりになる曲が無い事に、彼女のスタッフも若干の焦りがあったのかも知れません。と、今回の新曲を聴いてそんな余計な事を考えてしまいました。

というのも、この曲、相当良いです。これは身内びいきでも何でもなく。

一聴した瞬間、タッサポーンを含めた制作陣の気合の入りようがヒシヒシと伝わって来ました。

ただそれは、一発当ててやろうといういやらしい気持ちからではなく、タッサポーンにとっての最高の曲にしようと、そういう意気込みが歌とサウンド両方に籠っているのでは、と繰り返し聴いている内にそんな風に思えたからです。


◆ทัศพร ทองจันทร์(タッサポーン・トーンヂャン)/ตะเว็นบ่เคยตั๋ว(タウェン・ボ・クーイ・トゥア)


世間の反応も上々で、業界関係者にも好評のよう。いち早くこの曲に反応していたのは何とブア・ガモンティップのお父さんでした。

YouTubeの再生回数もかなり早いペースで増えていて、公開1日で1万回を超えています。このペースはルークトゥン、特にインデペンデントの曲ではなかなかありません。

自分が2年前にドークヂャーン・バントゥンシンのステージでタッサポーンを初めて観た時、まだ日本語で彼女を紹介している人は誰もいませんでしたが、こんなに素晴らしい歌手に出会えた事に心底感激したものでした。

それから今まで、途絶えることなく付き合いが続いているのも、これも何かの運命なのかなと、そんな事を感じてしまいます。

この曲がキッカケでタッサポーンの魅力に気が付いてくれる人が、少しでも増えることを願って止みません。


2016年8月6日土曜日

【ルークトゥンモーラム通信】YouTube再生1億回突破記念!FLAME×ヌット「OK,パッ?」特集

◆FLAME feat.ヌット・ウィラーワン「OK、パッ?」YouTube再生1億回突破記念ミーティングの告知


最近、タイポップスでは軒並みYouTube再生1億回を達成する曲が増えて、その価値が薄れがちですが(パーン・ナカリンの「コン・ミー・サネー(คนมีเสน่ห์)」は公開1ヶ月で1億回になりましたし、LABANOONの「ペー・ターン(แพ้ทาง)」は公開半年で2億回、同じLABANOONの「チュアック・ウィセート(เชือกวิเศษ)」は1年で3億回)、ルークトゥン歌手が関連した曲では、まだまだ稀少です。

ソロ歌手ではインリーの「コ・ヂャイ・ター・レーク・バー・トー(ขอใจเธอแลกเบอร์โทร)」が記憶に新しいですが、先日、ゴン・フアイライの「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン(ไสว่าสิบ่ถิ่มกัน)」も1億回を突破しました。

ポップスとルークトゥンのコラボで1億回を突破した曲は、パーン・ナカリン feat.タカテーン・チョンラダーの「プーム・ペー・クルンテープ(ภูมิแพ้กรุงเทพ)」がありますが、今回、FLAME feat.ヌット・ウィラーワンの「OK、パッ?」がYouTube再生回数1億回を突破した事はそれに続く快挙と言って良いでしょう。

この曲は今やルークトゥンモーラムのコンサートには欠かせない人気曲となっていますが、個人的にオリジナルにはあまり縁がなく、オマケにFLAMEのボーカルのいやらしい歌い方はあまり好きになれません。


◆FLAME feat. นุช วิลาวัลย์(ヌット・ウィラーワン)/โอเคป่ะ?(Yes or No)


個人的な趣味はさておき、やはりこの曲の最大のアドバンテージはヌット・ウィラーワンでしょう。

ただ、正直な所、ヌットに対しても最近まであまり興味はありませんでした。しかし、彼女の「フア・ヂャイ・ピガーン(หัวใจพิการ)」という曲に惹かれ、コンサートを観に行くようになったのは最近です。

初めてヌットを観たのはプラプラデーン方面にあるガソリンスタンドでのFM90のイベントでした。


◆นุช วิลาวัลย์(ヌット・ウィラーワン)/โอเคป่ะ?(OK、パッ?)@SUSCO プラチャーウット店(2016年2月19日)



この約1ヶ月後、ヌットとMr.Beerのライブがバンスー方面のお寺でありました。

この時、サポートMr.Beerが男性パートを歌ってくれたんですが、これが素晴らしかった!こっちがオリジナルで良いんじゃない?と思いたくなるくらいでしたね(笑)。


◆นุช วิลาวัลย์(ヌット・ウィラーワン)feat.Mr.Beer/โอเคป่ะ?(OK、パッ?)@ワット・チュンワーイ(2016年3月29日)



次は激レア・ヴァージョン。

ゴン・フアイライの「サイ・ワー・・・」1億ヴュー突破記念ファン・ミーティングにお祝いに駆けつけたヌットがこの曲を歌った時、ゴンが後半のパートを飛び入りで歌ってくれました。

慌ててビデオを撮ったので、最後わずかしか撮れませんでしたが、全編はこちら(⇒ประชันเพลงด้วยกันครั้งแรก....นุช วิลาวัลย์ อาร์ สยาม feat. ก้อง ห้วยไร่ !!)で観られます。

多分、この組み合わせを観られる事は今後無いに等しいでしょう。


◆ヌット・ウィラーワン&ゴン・フアイライ/โอเคป่ะ?(OK、パッ?)(2016年6月30日)


ルークトゥン関連で次に1億回を突破する曲は何になるんでしょうね。

2016年8月5日金曜日

【ルークトゥンモーラム通信】17歳の女の子が作ったひとつの歌が世間の心を捉える

◆อาม ชุติมา(アーム・チュティマー)@COCO PUB Nawanakon(2016年7月29日)


今、タイで世間の人々の心を捉えたひとつの歌が、じわじわと人気を拡大しつつあります。

その歌のタイトルは「อดีตเคยพัง(アディート・クーイ・パン=悔やみが残る過去)」。歌っているのはアーム・チュティマーという女性歌手です。

女性歌手と言っても、彼女はまだ8月5日に17歳になったばかりの、ラオスにほど近いブンカン出身の女の子です。

この曲、単に17歳の女の子が歌っている、というだけではタイでは大して珍しくも何ともないのですが、この曲を作ったのが歌っているアーム本人という点では、これまでの他の人気曲とは訳が違います。

さらにアームはラムヤイ・ハイトーンカムと同じプロダクションのハイトーンカム・レコードというインデペンデントのプロダクションに所属しています。

17歳の女の子が作った、しかもインディーの曲が多くの人々の心を揺さぶる、というのはある意味ミラクルな出来事と言っても良いでしょう。

◆イサーンのラジオ局FM94の7月度月間チャートでは、グン・スパーポンの「シ・ヒ・ノーン・ボ」に続いて、アームの曲が2位になっています。この2曲は共にインディーの曲。


◆อาม ชุติมา(アーム・チュティマー)/อดีตเคยพัง(アディート・クーイ・パン)



その人気ぶりは、彼女が登場したコンサートでも実感させられました。

現在、ラムヤイと行動を共にしている彼女は6月11日のバンプリーでのコンサートに登場するや否や、舞台前に握手を求める人々が殺到。さらに、合唱もおこるという事態になりました。


◆อาม ชุติมา(アーム・チュティマー)/อดีตเคยพัง(アディート・クーイ・パン)@YESデパート、バンプリー(2016年6月11日)



◆2016年7月4日、ムアン・ボーラーン(Acient City)前でのコンサートにて。




さらに、その人気はラオスにも飛び火。まだタイでは自身の看板でコンサートを行ったことがないアームですが、7月には1・2・14.15日と計4回のラオスでのライブが行われました。

◆ラオスでのアーム。



この人気に火が点いた大きな要因は、やはりゴン・フアイライの時と同じように、インターネットが大きな役割を果たしているようです。

アームの曲もゴンの曲のように、素人がでYouTubeで自身が歌ったカヴァーを沢山アップしていました。

試しにอดีตเคยพังをコピペしYouTubeで検索してみると、素人が歌っているヴァージョンがごまんと出てくるはずです。

◆素人がカヴァーした一例。




また、同じ歌手仲間でもこの歌を歌う人が増えてきています。

タンヤーR-Siamは先日バンコクで行われた自身のライブで、この曲を歌っていました。

◆ธัญญ่า อาร์สยาม(タンヤーR-Siam)/อดีตเคยพัง(アディート・クーイ・パン)@ラビアン・イサーン(2016年6月18日)



歌詞の内容からしても、10代の女の子が作るようなタイプの曲ではありませんが、メロディーもとてもそんな若い子が作ったと思えないセンスで、彼女の才能には本当に脱帽です。

ちなみに先日、アームの2曲目がYouTubeで公開されました。こちらも「アディート・クーイ・パン」に負けず劣らず素晴らしい曲になっています。

もちろん、作詞・作曲はアーム本人です。

◆อาม ชุติมา(アーム・チュティマー)/บ่ขวางทางอ้าย(ボ・クワーン・ターン・アーイ)



◆อาม ชุติมา(アーム・チュティマー)/อดีตเคยพัง(アディート・クーイ・パン)@COCO PUB(2016年7月29日)


同じヒットでも莫大な費用をかけている大手プロダクションの曲と、こうした費用をかけずに地道にプロモーションしているインデペンデントの曲とでは、その意味合いは全く違ってきます。

これからも、大手に頼らない形でこうした「良いヒット曲」が生まれてくるかもしれません。ゴンしかり、このアームしかり。

さらにそれが、大手をも巻き込んで状況を変えて行く。そういう時代のうねりに立ち会えるのも、タイの音楽と付き合っている上での大きな楽しみの一つでもあります。

そういった意味でも、こういったタイ音楽界の水面下での動きからは当分目が離せません。

2016年8月4日木曜日

【ルークトゥンモーラム通信】ミウ・オンパッサヤーはやっぱり天使だった、の巻

◆มิ้วส์ อรภัสญาน์(ミウ・オンパッサヤー)@ザ・モール・タープラ(2016年7月31日)


ルークトゥンモーラムの世界には、天使が何人かいます。その内の1人だと筆者が思っているのが、グラミーゴールドのミウ・オンパッサヤーです。

彼女の事は既に、正式デビュー前に以前のブログで取り上げていました。デビュー前ということもあって、会える機会がなかなか無かったのですが、ようやく会えたのが2015年6月25日にグラミービルで行われた、グラミーゴールド20周年記念アルバム発売イベントでの事でした。

あの時は、ロビーでミウを見つけるなり突進していってしまったのが、今思い出してみると、50歳近くのオッサンの行動としては恥ずかしいかぎりです(笑)。

◆2015年6月25日、グラミービルでのミウ。


その後、FAN TVでの収録などで何度か会う機会があったものの、8月を最後にパッタリその機会が無くなってしまいました。

◆最後に会った2015年8月19日、FAN TVの収録にて。

それから彼女は徐々にコンサートも増えていき、早くステージに立つ姿を観たかったのですが、なかなかタイミングが合わず、苦虫を噛み潰していました。

そんなこんなで、あっという間に1年が経ってしまった2016年7月31日、ようやく彼女のステージを観る機会に恵まれました。

場所はBTSタラート・プルー駅からほど近い場所にあるショッピングモール「ザ・モール・タープラ」。ここで、CDやガジェット関連商品のセールが行われており、そこでのミニコンサートにパオなどと共に出演するというので、行って来ました。

コンサートが始まる前、舞台裏に挨拶に行ったら、僕の顔を見るなり「あっ!」という顔をしてくれて、1年ぶりなのにどうやら憶えていてくれたようです(FBで繋がっているという事もあるでしょうが)。

この手のイベントの場合、終了後に写真を撮らせてもらおうとすると、人が殺到して大変なので、始まる前にちょこっと写真を撮らせてもらったのですが、相変らずキュートな仕草をしてくれて、1年前と変わらないミウにおじさんはホッとしました。

◆ステージ開始前のスナップショット。後ろは今、ミウと組んで活動しているグレース。

◆パオとミウ。ルークトゥン界の2人の天使。


で、肝心の歌なのですが、やっぱり期待していた通りの素晴らしさでした。

彼女の場合、今どきの若い子ながら、しっかりとコブシも使えますし、声が太いという事もあって、ルークトゥンらしい歌を歌える歌手だというのが、筆者の印象です。

さらに、MCも抜群で、歌の合間や間奏時にお客をいじったりして、一生懸命お客の関心を引こうとしている様から、今後コンサートが増えていくであろう将来性も感じましたね。




この日はデュエットを含めて4曲だけでしたが、ミウの実力が充分にわかるものでした。

選曲もユニークで、デュエットはニウ・ヂウの曲を、ソロではチェム・チェムラムの「ガルナー・ファン・ハイ・ヂョップ」とピー・サドゥーの「ヂー・ホーイ」(ただ、こちらはカーオティップのカヴァー・ヴァージョン)という男性の歌を2曲、そして最後はプムプアンの曲と、非常に幅広いタイプの曲を歌っていました。

しかも、それをしっかりと歌いこなしていて、なおかつ余裕もうかがわせる歌いっぷりで、やっぱりこの娘はポテンシャルの高い歌手だというのを改めて実感しました。


◆ミウ・オンパッサヤー/ガルナー・ファン・ハイ・ヂョップ@ザ・モール・タープラ(2016年7月31日)



◆ミウ・オンパッサヤー/ヂー・ホーイ@ザ・モール・タープラ(2016年7月31日)


知名度はまだまだこれからなんですが、売り出し方次第では第一線でも充分通用する素質を持っている歌手だと思います。

これからのミウの活躍に要注目ですね。