【Date】13 มิ.ย. 2558(2015年6月13日)
【Place】วัดทับกระดาน จ.สุพรรณบุรี(ワット・タップグラダーン、スパンブリー)
6月13日は伝説のルークトゥン歌手プムプアン・ドゥアンヂャン(พุ่มพวง ดวงจันทร์)の命日です。1992年に30歳でこの世を去ってから、今年(2015年)で23年目になります。
彼女を祀っているスパンブリーのお寺ワット・タップグラダーンでは、毎年この日を中心にして1週間前後の追悼コンサートが開かれます。
自分も旅行者の頃からこの時期に合わせて訪タイし、何度かこのお寺には足を運んできました。去年(2014年)も同じ日に来て、コンサートを観ました。
プムプアンは自分にとってルークトゥンを聴くキッカケになった人でもあるので、やはりこの時期はスパンに来たいもの。という訳で、今年もやって来ました。といっても、自分は4日前に訪れたばかりなんですがw
今年はちょうどタイに滞在していた友人とブログ「ルークトゥン・タイランド」のそむちゃい吉田さんを誘って、友人がチャーターしてくれたタクシーでやって来ました。
15時に集合して約2時間の17時過ぎに到着。お寺の敷地内は既に多くの人で賑わっていました。
まずは、先日パオも参加し行われた衣替えで新しくなったプムプアン像にお参り。自分が帰った後に設置された999本のバラが供えられて、沢山の人がお祈りしていました。
その後は本堂に行き、こちらでもお参り。プムプアンに捧げられた数々のものが所狭しと並べられています。
本堂をぐるっと回り、一通りお参りを済ませ、コンサートが行われる場所へ向かおうとした時、元ブルーベリーのボーとバッタリ出くわしました。
今日、歌うのかと聞いたところ歌う、と。この時はまだ、どんな歌手が出るのか確認していませんでしたが、もしかしたら他にも意外な歌手が登場するかも。そんな期待を持ちながら、ステージへ向かいました。
舞台のある場所からは既にバンドの演奏する音が。急いでステージへと向かいましたが、時間的には既に18時を回ったところでしたので、舞台近くの場所はほぼ埋め尽くされた状態でした。
とりあえず舞台裏に回り、どんな歌手が来ているのかとタイムスケジュールの確認。パッと見たところ、これといった顔は見当たりませんでした。
タイムスケジュールが書かれたホワイトボードには100人近くの名前が。しかも、ほとんど知らない人ばかり。これは多分、大部分が子供歌手なんでしょうね。
このコンサートを仕切っているユイ・ヤートゥユは当然この日に出る事は調べなくても分かっていたのですが、その他がねぇ。う~ん、微妙。
ステージ前に回ると、プムプアンのそっくりさんがファラン顔の女性と楽しそうに歌っていました。ただ、ファラン顔の女性は流暢なタイ語を喋っていたので、混血か長くタイにいる欧米人なのかなんでしょう。
でも、これでは先が思いやられる・・・。
続いて登場したのはポーン・ラーン・サオーンのイートのものまねさんとセーク・ローソーのそっくりさん。
イートは愛想が良く、セークはそれなりに雰囲気があったけど、コピーではねぇ。
その後は、先ほど本堂でも会ったボー・チョムプーが登場。時間的にも結構早めに出てきました。
しかも歌ったのが1曲。わざわざスパンまで来て・・・。
それに、花をあげてもあまり愛想が良くありませんね。歌にそれほど魅力があるわけでもなく、彼女なりのキャラがあるわけでもなく。
まぁ、結婚したから本気で歌を歌うつもりはないんだろうけど、また見たいという気にはさせてくれない人ですね。
◆โบว์ ชมพู(ボー・チョムプー)
ボーの次はこれまたR-Siamの歌手、フィルム・ナリンティップ。この人も微妙な人です。
あまり華がないし、プアチーウィットを歌う他のR-Siamの歌手と比べても、個性的に弱いし。
この人も1曲歌って終わり。
R-Siamから歌手が来るのは良いんだけど、プムプアンの命日にこの2人って、しょぼすぎ。多分、スケジュールが空いていたからだけなんだろうけど。
◆ฟิล์ม ณรินทร์ทิพย์(フィルム・ナリンティップ)
怪しい雰囲気が漂って来た中で、唯一見応えがあったのがペン・シリカーン。
彼女はこのプムプアンの命日の時に、なぜかちょいちょい見かける人で、自分がペンをこの場で見るのは3回目。多分、命日コンサートに来たのは4回か5回なので、相当の確立です。
でも、R-Siamの歌手みたいに1曲だけという事はなく、4~5曲歌ってくれたし、最後は子供と絡んで面白い一面も見せてくれたし、歌手としてとても魅力のある人だな、と改めて感じましたね。
◆แป็ง ศิริกานต์(ペン・シリカーン)
とここまでは、これといった目玉歌手が登場しないままでテンションも下がり気味でしたが、この日はビッグ・ニュースもありました。
それはプムプアンの息子であるペット・ドゥアンヂャンがこのステージに上がった事です。
彼はプムプアンのひとり息子でありながら、父親との関係が上手くいっていないこともあってか、これまでこの母親の命日にここに来ることが出来ないでいました。
それもあって、ペットは自分でバンコクのエカマイにあるワット・パーシーという所で、このスパンの行事とは別に追悼コンサートを行っていました。
エカマイの方は今年ももちろん行われていたのですが、父親との関係が修復されたようで、今年は2ヶ所の掛け持ちになったようです。
しかし、これまでの経緯を知っている人なら、この場面に遭遇した事はとても感慨深い事だったに違いありません。
それと、当然といっては当然ですが、この日のコンサートに出演した歌手の中では一番の人気。甘いマスクもあって、特に女性人気は絶大です。
◆เพชร ดวงจันทร์(ペット・ドゥアンヂャン)
◆ペットと彼の父親グライソン(プムプアンにとっては2人目の旦那)
そんな歴史的場面に遭遇したものの、その後の出演歌手を確認してもユイ以外はほとんど知らない人ばかり。
このまま遅くまで残ってユイをだけを見るのもなんだなぁ、とテンション激下がり。
コンサートの進行と同時にFacebookでワット・パーシーの状況を確認していたら、そちらではモッデーン・ヂラーポンやブア・ガモンティップをはじめトップラインの主要歌手が勢ぞろいしていたよう。
この時、時間は21時を回った頃だったので、2時間で帰れればエカマイのコンサートもギリギリ間に合いそう。
という事で、友人には申し訳なかったんですが、スパンはここで切り上げてエカマイの方に行きましょう、と提案。急遽、ワット・パーシーへ向かうことになりました。
が、車に乗った途端、大きな計算違いが。
普段は車すらあまり通らないお寺周辺の道路が大渋滞!
公共の交通機関がないので、皆、自家用車でお寺に来るのですが、周辺が埋め尽くされるほどの車の数ってどれだけなんだか。
結局、渋滞を抜けきるまでにかなり時間がかかってしまったのと、バンコクに向かう途中で何度か寄り道したのもあって、バンコクまで3時間を要してしまいました。
一応、ワット・パーシーには向かったものの、近くまで来たときには24時を回ってしまっていましたので、今更行っても仕方ないと、そのまま自宅まで帰ってきてしまいました。
去年の6月13日のワット・タップグラダーンは、グラミー・ゴールド勢が大挙して出演したので、とても楽しめましたが、今年のグラミー・ゴールド勢は16日になったので、結果、13日の命日がなんだかしょぼいものに。
来年以降はしっかりと情報を収集して、スパンかエカマイ、どちらに行くか決めないとですね。
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