2016年10月20日木曜日

【ルークトゥンモーラム通信特別編】音の消えた微笑の国・・・歌手たちそれぞれの10月13日

◆王宮前広場向かいのサーン・ラック・ムアンに設けられたプーミポン国王の肖像画


この日は近年のタイに於いて、最も大きな出来事になったに違いありません。

すでに多くの方がご存知のように、10月13日15:52にタイのプーミポンアドゥンヤデート国王陛下(以下プーミポン国王)が崩御されました。88歳でした。

今さら説明する必要は無いと思いますが、タイの人々のプーミポン国王への敬愛ぶりは絶大でした。様々な不安定要素があるこの国のバランスは、プーミポン国王によって支えられていたと言っても過言ではありません。

その国王の死の知らせは、この国から色と音を一気に消し去りました。

崩御の発表がされた直後に見た上空からのバンコクの景色は、信じられないくらい暗く感じたものです。


◆プーミポン国王崩御の発表があった直後の19:00過ぎのバンコク上空からの景色。いつもはネオンやサインボードが煌々と輝いていて、かなり明るいのですが・・・。


普段は色んなBGMがぐちゃぐちゃに交じり合っているバンコクの繁華街は、この瞬間を境に突然生活音しかしない静かな街へと変わりました。

10月9日頃から国王の容態不安定情報が出はじめていて、「国王の健康を祈りましょう」という事でピンクの色の服を着たりと、タイ中で国王の回復を祈っておりましたが、その願いも虚しく、13日の悲しい知らせとなってしまいました。

当然、予定されていた10月13日以降のタイ全土のコンサートはすべてキャンセルされました。

政府からは30日間の興行は控えるようにとのお達しがあったらしく、その日の深夜には「すべてのモーラム楽団は1ヶ月間興行を控える」とのアナウンスが出ました。


◆「すべてのモーラム楽団は1ヶ月間興行を控えます」というアナウンス


歌手達も一様に衝撃を受けていたようです。SNSでフォローしている歌手たちの写真も見る見るうちに色が無くなっていきました。

そんな彼らの10月13日前後の様子をまとめてみました。

まずはゴン・フアイライ。こちらは13日以前の写真で、容態が思わしくないと伝えられたプーミポン国王の回復を願い、シリラート病院前で祈る姿を撮影したものです。


◆シリラート病院前で国王の回復を祈るゴン・フアイライ


10月18日はGrammy Goldの歌手達が揃ってワット・プラケーオに記帳に訪れたようです。

◆グラミービルでのGrammy Goldの歌手達


◆記帳に訪れたターイ・オラタイ


◆パオワリー・ポンピモンと彼女の父と母


◆ラチャノック・シーローパン


◆記帳をしているラチャノックとアーン・ザ・スター


14日から敬愛する国王に最後のお別れを言う為に、王宮周辺にはタイ国民が大挙して訪れ、周辺が大渋滞が発生しています。

そこで登場したのが、無料で送り迎えをするモーターサイ(バイクタクシー)。そのモーターサイの運転手にこんな人がいたそうです。


◆無料モーターサイ運転手のヌット・ウィラワーン(R-Siam)


◆王宮に献花に訪れたティック・アンチャリー


王宮周辺ではフリーのモーターサイだけでなく、無料で飲み物や食べ物を配るボランティアも沢山います。

10月17日にはブア・ガモンティップやスーパー・ヴァレンタインなどのトップライン所属歌手達が、王宮前広場で飲み物を配っていたようです。

また、Grammy Goldのタック・ワチャラゴンもレスキューとして、王宮周辺を訪れていました。


◆無料の飲み物を配るブア・ガモンティップとレスキューのタック・ワチャラゴン


プーミポン国王の崩御は音楽界にも大きな衝撃を与えました。

そして今、多くの歌手達が亡き国王への思いを託した曲を作り、次々と発表しています。

次回は、それらの曲を特集します。


◆10月18日、王宮前広場にて。


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