ブアパンの底力を思い知らされた日でした。
10月1日、久しぶりに観に来たブアパン&ボーム、そして、最近新しく加わったソット・ナムチャイのコンサート@プラプラデーン・アーケード。
本当はこの日、新しく立ち上げたモッデーン・ヂラーポンの楽団「ヂラーポン・ウィセートシン」を観に行くはずだったのに、直前でまさかのバンコク公演全キャンセル。
すっかりテンションも落ちて、ある意味仕方なしに来たこのコンサートでしたが、そんなことを思い出させてくれる隙を一切与えてくれないほどの圧倒的なステージに打ちのめされました。
この日はまだ雨季が完全に明けきっていない時でしたので、楽団も完全版ではなく、いわば縮小版でしたが、シンプルなステージゆえ、彼らの実力がダイレクトに伝わってくるものでした。
◆บัวผัน ทังโส(ブアパン・タンソー)
◆บอม ธนัฐชัย(ボーム・タナッチャイ)
◆บัวผัน ทังโส(ブアパン・タンソー)/เบอร์น้องเลข4(バー・ノーン・レーク4)@プラプラデーン・アーケード-1(2016年10月1日)
圧巻だったのはラムシン・コンサートの定番人気曲のメドレーです。
1.ชมรมคนผัวเผลอ(チョム・ロム・プア・プルー) Original:สาวมาดเมกะแดนซ์(サーオ・マート・メガデーン)
2.สาวเลยยังรอ(サーオ・ルーイ・ヤン・ロー) Original:ใหม่ แว่นทิพย์(マイ・ウェンティップ)
3.เทิ้งใหญ่เทิ้งยาว(トゥン・ヤイ・トゥン・ヤーオ) Original:ดาหลา ธัญญาพร (ダーラー・タンヤーポン)
4.ผัวไผ(プア・パイ) Original:แพรวพราว แสงทอง(プレーウプラーウ・セーントーン)
5.ผู้บ่าวขาดแคลนแฟนเขาก็ได้(プー・バオ・カート・クレーン・フェーン・カオ・ゴ・ダイ) Original:เอม อภัสรา(エーム・アパサラー)
これらの曲は何回もラムシンのコンサートに行っていれば、毎度毎度聴くので充分飽きが来ている定番中の定番なんですが、ブアパンの存在感、そして何と言ってもバンドの極上の演奏で思いっきり引き込まれてしまいました。
このバンド、僕が知っているラムシン系のバンドの中では最高レベルではないかと思えるほどの、見事な演奏を聴かせてくれました。
◆บัวผัน ทังโส(ブアパン・タンソー)/เมดเล่ย์ลำซิ่ง(メドレー・ラムシン)@プラプラデーン・アーケード-3(2016年10月1日)
それと、ソット・ナムチャイが加わってから、彼らのステージにも若干の変化が出てきたような気がします。
というのも、ソットはそれなりにキャリアがありますし、何と言ってもボームが出来ない事が出来るというのは大きいと思います。
それが如実に現れているのが、ラムシン・コンサートで良く見られる男性歌手と女性歌手が絡み合う踊りをやるようになった事です。あれはボームだけの時はやっていませんでした(つまりボームは出来ないという事)。
ボームは若いという事もありますが、ポテンシャルから言ってもやはりソットの方が上だと思いますね。
そして何よりも、若い男2人を両手にはべらせて、嬉しそうなブアパンが特に印象的でした。
◆สด นำชัย(ソット・ナムチャイ)
◆บัวผัน-สด(ブアパン&ソット)@プラプラデーン・アーケード-4(2016年10月1日)
歌の面から言ってもソットの方が実力的には上でしょうか。
それは、以前何度か見た彼のステージからも充分分かっていましたが、例えばこの日歌ったソムヂット・ボートーンの名曲「グラープ・デーン(赤い薔薇)」を聴いてみても、非常に丁寧な歌い方で、変なはずし方もせず、さらにアドリブを入れたりするなど、テクニック的にも申し分ありません。
もちろんボームにも良い所はありますが、モーラム的な視点で言えば若干物足りない部分があるのも事実です。
◆สด นำชัย(ソット・ナムチャイ)/กุหลาบแดง(グラープ・デーン)@プラプラデーン・アーケード-2(2016年10月1日)
乾季に入ると本格的に完全仕様での活動が始まるブアパン&ボーム&ソット。
彼らの楽団開きは、10月9日ウボンラーチャターニーで行われます。
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