【Title】ทางฝันสาวบ้านนอก(ターン・ファン・サーオ・バーンノーク)
去る4月27日、バンナーにあるBITECというイベントホールで発表された、2015年のコムチャットルック・アワード。詳しくはそむちゃいさんのブログ「ルークトゥン・タイランド」でご確認ください。
◆コムチャットルック・アワード12、ノミネート発表
◆【レポート】コムチャットルック・アワード12
今回の最優秀新人女性歌手部門でノミネートされた5人の歌手は、まだまだ世間的にも知られていない人が何人もいましたが、その中で名前を発見して個人的にビックリした人がいました。
その人がフォン・ラッダーワン。実は彼女については去年(2014年)、偶然「ナムター・サーオ・ラムシン」と「ティン・ノーン・ゴ・ダイ、ター・ヂャイ・アーイ・プローム」のMVを観て以来、秘かに注目していた人でした。
本人に直接会えるまでFacebookなどでは投稿しないようにしていたのですが、バンコク周辺でのコンサートが全然無く、なかなか会う機会に恵まれませんでした。
そうこうしている内に今回のコムチャットルック・アワードへのノミネートとなった訳ですが、フォンの事なんかまだまだタイ人ですら知らない人が多いのに、そんな人をノミネートするコムチャットルック・アワードもなかなかすごいなと関心したものです。
さらに、そのノミネートと時を同じくしてフォンの初のアルバムがリリース。ただ、これは偶然タイミングが合ったという事にすぎないと思いますが。
しかし、残念な事にこのアルバムはプロダクションが手売りでしか販売していないもの。inboxでコンタクトするか、コンサートで直接購入するかの方法しかありません。
出来るなら直接、歌手の手から購入したいと思い、先日ウドンタニーまでフォンに会いにいって購入してきました。
◆ウドンタニーでのフォン・ラッダーワン
そうやって苦労して手に入れたCDということもあるのですが、このアルバムは本当に素晴らしい、インディーの制作とは思えない高いクオリティーのアルバムになっています。
1曲1曲の曲の良さもさることながら、コスト削減の為に電気楽器で代用してしまうレコーディングが多い中、ドラムス以外は基本的に本物の楽器を使っているという点でも評価できますし、何よりフォンの歌とラムが素晴らしいです。
一見大人びて見えるフォンですが、今はまだ21歳らしい(もう一度ちゃんとリサーチする必要がありますが、そんな事が書かれていた記憶があります)。
しかも声が低めでかなりハスキーだし。初めて彼女の歌を聴いたときは「もしかしたら本当は男かもしれない」と本気で考えたりしたものですwww
前に取り上げたモッデーンのアルバムと比べたりすると、派手さ・わかり易さの観点から、かなり地味なアルバムではありますが、今の時代、これだけラムを大切にしたモーラムというのも珍しい。
こういうアルバムはむしろ大手では作れないでしょうね。たぶん売り上げ面から会社が作らせてくれない可能性がたかいでしょうから。
そう考えるとこういうアルバムはインディーだからこそ出来たアルバムとも言えます。
最近、ダーオ・チャリターやタッサポーン・トーンヂャン、そしてモッデーン・ヂラーポンのアルバムを聴いて、今、良いアルバムはインディーからしか出てこないのかな、としみじみ思ってしまいました。
こういう地味なアルバムでは、コムチャットルック・アワードにノミネートされたものの、知る人ぞ知る存在のままになってしまうのではないかと、勝手に思っていましたが、そんな予想に反して、現在ルークトゥン専門ラジオとしては大手のFM95(ルークトゥン・マハーナコン)のヒットチャートで、このアルバムのタイトル曲「ターン・ファン・サーオ・バーンノーク」が上位に食い込む奇跡!
もしかしたら、これからバンコク周辺でのフォンのコンサートも増えてくるかも。
そんな淡い期待もしたりしています。
◆ฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)/น้ำตาสาวลำซิ่ง(ナムター・サーオ・ラムシン)
◆ฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)/ทิ้งน้องก็ได้ถ้าใจอ้ายพร้อม(ティン・ノーン・ゴ・ダイ、ター・ヂャイ・アーイ・プローム)
◆ฝน ลัดดาวัลย์(フォン・ラッダーワン)/ทางฝันสาวบ้านนอก(ターン・ファン・サーオ・バーンノーク)
※こちらの曲は動画貼り付けを出来ませんので、上のリンクから直接YouTubeでご覧ください。
0 件のコメント:
コメントを投稿