2016年11月22日火曜日

【モーラム万華鏡#4】プラトム・バントゥンシンが「モーラム楽団No.1」と言われる理由

◆ประถมบันเทิงศิลป์(プラトム・バントゥンシン)@ตลาดษมาภร(タラート・サマーポン)19 พ.ย. 2559(2016年11月19日)


ようやくこの日がやって来ました!プラトム・バントゥンシン@バンコク(正確にはサムットプラーカーンですけど)。

7月に何の予備知識も無いまま観に行ったクロンタン市場でのコンサートは、自分がモーラム楽団をもっと観たいと思うようになった、一つのきっかけとなったコンサートでした。

しかし、その時はいわゆる「ミニ」ヴァージョンで、雨期の間のアルバイト的コンサートだったので、乾期に入っての完全版ステージを観られるこの日を楽しみにしていました。









หมอลำหมายเลขหนึ่ง(モーラム楽団No.1)

これは、ある人がSNSにプラトムの投稿した際に使っていたキャプションです。その意味するところはミニヴァージョンを観ただけでも充分感じられました。

しかし、やはり完全版を体験しないと、本当に彼らの魅力が分かったとは言えません。そんな事もあって、かなり意気込んで行った11月19日のタラート・サマーポンでのコンサートだったのですが・・・。

結果から言うと、またもや完全版はお預けとなってしまいました。

というのは、すっかり雨季も明けて、雨の心配をする必要など微塵もないと思ってたにも関わらず、会場に到着した途端土砂降りという、逆の意味での強運具合w

雨が上がるのを待ってコンサートは実施してくれたものの、スタートが22時半とかなり遅くなってしまいました。

バンコクでのコンサートはそれほど遅くまで出来ないので、そうなると時間を短縮せざるを得なく、やはり100%のプラトムを観る事は叶いませんでした。









それでも、プラトムの魅力は充分感じる事が出来ました。

なぜ、彼らが「モーラム楽団No.1」と呼ばれるのか・・・。それは、無条件に楽しいという事です。

個性豊かな歌手が揃っているとか、ステージの完成度が高いとか、色々理由は見つかるのですが、そう行った事よりもまず、ステージを観て楽しくなければ何の意味もありません。

その点でプラトムは、何も知らなくても観ているだけで自然と体が動いてしまう、そこに彼らの最大の魅力があります。

さらに、密度の濃さ。そこがプラトムがNo.1と言われる大きな理由ではないかな、と。

とにかく、歌手・ダンサー・タロック(お笑い)・バンドの演奏、すべての粒が揃っています。何時どこを切り取っても面白い、そんな楽団はなかなかありません。

そして、それらすべてを活かしているステージ作り。人気が集まるのも当然です。





◆エーン・オラディー(แอน อรดี)







凄かったのはエーン・オラディーの人気です。

映画「プー・バオ・タイ・バーン2」にも出演していたエーンですが、その映画の影響でしょうか。彼女がステージに上がっている最中は、ひっきりなしにファンに捕まっていて、ほとんど立って歌っている姿を見ることが出来ないほどでした。

他の日の映像や写真を見てみても、やはり自分が行ったこの日は簡略版の仕様だったようです。

しかし、次につながる発見もありましたし、この日は写真を撮るのに夢中になってしまい、動画を全く撮れなかったので、その意味も含めて次回また彼らがバンコクに来たときにリベンジです。

次にプラトムがバンコクに来るのは、今のところ12月上旬の予定です。

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