2016年11月7日月曜日

【Requiem for King Rama 9】モーラム歌手・楽団員3000人によるプミポン国王の葬送舞台

◆コンケーンの200年公園に集まったモーラム楽団員の人達(Pic by November25)


悲報から約1ヶ月。

プミポン国王という魂を失った傷がまだ癒えきらない、微笑みの国タイ。

喪に服するという意味で、1ヶ月間歌う事が出来なくなってしまったタイの歌手達ですが、大切な父がこの世を去ってしまった事でショックを受けているのは歌手達も同じです。

そんな歌手達の、主にモーラム歌手・楽団員が集まって、プミポン国王に最後の別れをする舞台が11月4日、コーンケーンの200年公園で行われました。

当日は場所的な事もあって、残念ながら自分は参加出来なかったのですが、タイにおける大切な歴史的行事ですので、時代のドキュメントとして記事を残しておきたいと思いました。

この日はイサーンの20の県から3000人の歌手・楽団員が集まり、プミポン国王へ別れを告げる壮大な舞台が開催されました。

顔を見せた歌手はチャウィーワン・ダムヌーン、チャラートノーイ・ソンスーム、バーンイェン・ラーケーン、ラートリー・シーウィライ、ノックノーイ・ウライポン(シアンイサーン)、アンナカーン・クンチャイ、ソムヂット・ボートーンなどの錚々たる面々。

モーラム楽団ではプラトム・バントゥンシン、ラッタナシン・インタータイラート、ラビアップ・ワータシン、シラピンプータイ、モーラムヂャイ・トゥンローイ、など。

たぶん、自分も知らない歌手・楽団も多数来ていたはずです。

また、舞台に上がらなかった歌手も多数、会場に足を運んでいた事はSNSの投稿で確認しています。

今後、これだけのメンツが一同に会する機会というのは99%無いはずです。それだけ凄い機会でした。

当日はSNSでもライブ中継されていたので一部を観ていましたが、当然普段のモーラムコンサートのような華やかさは無く(そういう事をしてはいけないと言われているので当然なのですが)、多くの人が黒い服を身にまとい、会場全体が思い空気に包まれていたようです。

王宮前広場をはじめ、タイ各地でこのようなプミポン国王を偲ぶ集いが行われていますが、それらとはまた違う、タイの音楽の歴史においても重要な日になったと思います。

この日の写真を自分で撮れなかったのは残念ですが、Facebookでつながっている人が素晴らしい写真をアップしてくれていたので、許可をもらってこのブログに使わせていただくことにしました。


◆All Pictures by November25




◆バーンイェン・ラーケーン、アンカナーン・クンチャイ、ノックノーイ・ウライポンなどの錚々たる面々が顔をそろえているという事に、国王を亡くした悲しみがヒシヒシと伝わってくるようです。



◆チャウィーワン・ダムヌーン(写真左)、バーンイェン、キャンディーの親子


◆ノックノーイ・ウライポン(写真左)、エーン・オラディー(プラトム・バントゥンシン)、ノーンペン・ナッティダー(シアンイサーン)








◆8chのニュース映像



◆TNNのニュース映像



◆チャウィーワン・ダムヌーン/国王を偲ぶラム・グローン



◆チャラートノーイ・ソンスーム、ラートリー・シーウィライ/国王を偲ぶラム・ローン



◆プラトム・バントゥンシン



政府からは11月14日以降、コンサートなどの催しを行ってよいという許可は出ましたが、まだ当面はプミポン国王を亡くした影響は続きそうです。

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