2016年11月16日水曜日

【モーラム万華鏡#3】カムプン・ルアムミット@サムローン(2016年11月14日)

◆คำผุนร่วมมิตร(カムプン・ルアムミット)

ようやく1ヶ月の自粛期間が終わり、タイ各地でコンサートが再開されました。

その再開日となった11月14日は、沢山の歌手・楽団が一斉にいろんな場所でコンサートを行うという、嬉しい事ではありますが、ちょっと困った状況になりました。

しかし、自分は当初から行くコンサートは決まっていました。

そのコンサートはモーラム楽団のカムプン・ルアムミット。

実はちょうど1ヶ月前の10月14日に彼らがバンコクでコンサートを行う予定があり、行くつもりだったのですが、残念ながら流れてしまいましたので、この日を楽しみにしていたのです。





カムプンに関しては名前は以前から知っていたのもの、生のステージを観るのはこの日が初めて。

なので、あまり詳しい事は知らないのですが、分かっているのは拠点はコンケーンで、楽団員数は300名ほどだそうです。

コンサート数は多いほうですので、世間的にも良く知られていると思いますが、実際にコンサートを観て感じたのは、まだこれからの楽団だろうという事です。

今回はまだプミポン国王崩御から1ヶ月しか経っていないので、歌や演奏も若干抑え気味の感じで、いつもの彼らのステージとは違っている可能性もあります。

ですので、即座に判断は出来ないのですが、歌手やダンサー、タロック(お笑い)などのクオリティーを総合的に見ても、他のトップクラスの楽団と比べたら今1歩の感じは否めませんでした。













トップクラスのモーラム楽団は、まず個性的な歌手が揃っていますし、舞台全体のクオリティーやダンサーのテクニックなど、どれをとっても申し分の無いレベルになっていますが、カムプンの場合は楽団を牽引するような目を引く歌手が少なく、ダンサーの質もルックスを含めてまだこれからという感じでした。

カムプンは女性歌手より男性歌手の方が充実していて、お客の反応を見ても人気は男性歌手の方が高かったような印象でした。

トップクラスのモーラム楽団はその辺のバランスが上手く取れていて、男性女性共に個性的で実力のある歌手が揃っているものなので、そういった点でもカムプンはもう少し時間が経ってみないとちゃんとした判断は出来ない、というのが正直な感想です。













◆カムプン・ルアムミット@ワット・ダーンサムローン通り中間-1(2016年11月14日)



◆カムプン・ルアムミット@ワット・ダーンサムローン通り中間-2(2016年11月14日)



◆カムプン・ルアムミット@ワット・ダーンサムローン通り中間-3(2016年11月14日)



何はともあれ、自粛ムードは漂っていたものの、こうしてコンサートが再開されたことは喜ばしい事です。

お客さんも結構入っていましたし、最初はなかなか舞台前に来て踊ろうとはしなかったものの、終盤はかなり盛り上がっていました。

カムプンに関しては、これで彼らの魅力が完全に理解できたとは言えませんので、また機会がありましたら観に行ってみようと思っています。

そして、この後も続々とモーラム楽団がバンコクにやってきます。

出来るだけ多くの楽団をフォローして、まだ日本には全く伝わっていないこのジャンルの謎を紐解いていきたいと思います。

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