【Date】25 เม.ย. 2558（2015年4月25日）
【Place】ตลาดซุปเปอร์วันพลาซ่า สี่แยกดลองตัน（スーパーワン・プラザ市場、クロンタン交差点）
インターネットの時代になっても、タイの音楽はまだまだ日本人には知られていない。と、タイに住むようになって1年経って、ますますその事を実感しています。
確かにネットの無い時代に比べたら情報は行っていますが、量というより偏った情報しか行っておらず、特に音楽の中身がどうこうではなく、可愛いとか若いとかそんなことが先行した情報ばかりになってしまっているのが実情です。
なので、自分がタイに来たからには、今まですくい上げられなかった歌手や楽団を探して、それをセンスのある日本のタイ音楽ファンに伝えたいと思って、日々色んなコンサートに足を運んでいます。
そして、今回もまた、新たな楽団と出会いました。
その楽団はラッタナシン・インタータイラート。当然、イサーンの楽団なんですが、色々調べたもののどこの県の楽団なのかはまだ分かっていません。
それと、結構歴史が長そうなのですが、いつごろ作られた楽団なのかというのも今のところ突き詰められていません。
ただ、イサーンの人たちには人気のある楽団のようで、この日も会場には超満員に近い人たちが詰めかけ、大盛り上がりでした。
この楽団の特徴は、看板歌手はいないものの、ダンサーやビジュアル面での工夫が良く考えられていて、全体を観て楽しむといった感じでしょうか。
ダンサーは常時30～40人舞台に上がっているのではないかと思えるほどの豪華さ。衣装のデザインも素晴らしく、ライティングやモニターなどを駆使して、観客の目を楽しませてくれます。
また、バンドの演奏能力も非常に高いのがこの楽団の大きなポイント。じっと椅子に座って聴いていても、彼らの演奏で自然に体が動いてしまうほどです。
1曲ごとに次から次へと変わる歌手、立て続けに歌われるダンサブルな最新ルークトゥンヒット、途中にお笑いを入れて緩急をつけ、観客を飽きさせないように工夫されている構成も特筆すべき点です。
行く前までは、お客さんは大していないんじゃないかと思っていましたが、行ってみてビックリ！大入りで、しかも大盛り上がり。実は我々が知らないだけでした。
個人的に良かったのは、今一番好きな曲、モッデーン・ヂラーポンの「サーオ・カーイ・ウィー（สาวขายหวี）」や「ユー・ガップ・ノーン・シディー・クー・カオ・ボ（อยู่กับน้อฃสิดีคือเขาบ่）」が歌われて、しかもそれが一番盛り上がっていたこと。
この2曲は今、コンサートに行くと一番耳にする頻度が高い曲。モッデーンはまだ知る人ぞ知る的な存在ですが、この2曲は確実にタイ人（特にイサーン人）に人気が高い曲になっています。
あと、クラテーがカヴァーしたチャーイ・ムアンシンの曲「メーリー（เมรี）」が歌われたときは笑いました。歌っているのは一人なんですが、その人以外にあの妹をイメージさせる太った人（たぶん男だけど）が出てきて、クラテー・ヴァージョンさながらに踊っていた事。今、メーリーを歌う時はデブは必須なんですねwww
ラッタナシン・・・を簡単に言ってしまえば、壮大なイサーン・ディスコといった感じでしょうか。
深いこと考えずに、この歌とリズムに身を任せれば、日ごろの疲れも忘れて、心も体もタイに近づけるかも。
◆รัตนศิลป์อินตาไทยราษฎร์（ラッタナシン・インタータイラート）/อยู่กับน้อฃสิดีคือเขาบ่（ユー・ガップ・ノーン・シディー・クー・カオ・ボ）
◆รัตนศิลป์อินตาไทยราษฎร์（ラッタナシン・インタータイラート）/เมรี（メーリー）
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