2016年7月19日火曜日

【ルークトゥンモーラム通信】まもなく再生1000万回!大ヒット中「シ・ヒ・ノーン・ボ」のカバー集

◆กุ้ง สุภาพร สายรักย์(グン・スパーポン・サーイラック)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)

現在、イサーンを中心に人気爆発中の曲、グン・スパーポンの「シ・ヒ・ノーン・ボ(สิฮิน้องบ่)」。

6月21日にこのブログでこの曲を取り上げたときは、単純に好きだからという理由だけでしたが、ブログにアップと時を同じくして、バンコク周辺でルークトゥンのコンサートをプロモートしている人達が、こぞってこの曲に反応していました。

そして、YouTubeでの再生回数もうなぎのぼり。この記事を書いている7月18日現在(MV公開から1ヶ月目)で930万回に達しています。

◆ちょっと先走ってしまった再生回数1000万回突破告知w


この曲を歌っているグン・スパーポンもこのヒットで今やいたるところで引っ張りだこ。タイ国内でのコンサートも続々と決まっていますが、先日はラオスでもライブを敢行。その人気はとどまる所をしりません。

といっても、グンは元々ラムシンの世界ではトップクラスのシンガーです。しかし、今まではペー・パーヌチャイなど男性歌手とペアでステージに立つことが多かったので、これだけソロのコンサートが増えたというのは、間違いなくこのヒットのおかげです。

◆ラオスでのライブの告知と、ライブ会場の様子。




ただ、まだ主要ラジオ局のヒットチャートにも登場していませんし、現状を知らない人にとっては「本当?」と疑う人もいるかもしれませんが、これがルークトゥン・モーラムのリアルな現状です。

大体、ヒットチャートに入っている曲なんて、街中やコンサート会場で頻繁に耳にする機会はそんなにありません。ゴン・フアイライの「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン」ですらチャートインするのも結構遅かったように、シーンが熟してからようやくヒットチャートに顔を出す、というのがタイの音楽シーンの常です。つまり、チャートに入ってから知っても「遅い」という事。

当然、コンサートでも色んな歌手が歌い始めていて、いち早くこの曲に反応したのがモッデーン・ヂラーポンでした。

6月25日にナワナコンのBig C前で観た彼女のコンサートでは、まだアカペラでしたが、その後しっかりとレパートリーに加わり、7月11日ウボンラーチャターニーで観たモッデーンのライブでも歌われていました。こういう所に敏感なのは、さすがモッデーンです。

◆มดแดง จิราพร(モッデーン・ヂラーポン)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)@Big Cナワナコン(2016年6月25日)



ウボンでのライブで面白かったのは、客の反応です。

反応が良いであろう事は予想ついたのですが、当日会場にいたほとんどが中高生くらいの若い子たちで、そんな子たちが体をくねらせて何とも艶かしい踊りをしているのは、日本人の感覚からしたら、けしからんやら羨ましいやら(笑)。そのリズム感の良さは、日本人には到底マネ出来ませんからね。

◆มดแดง จิราพร(モッデーン・ヂラーポン)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)@タラート・チャルームポン(2016年7月11日)



そして、こちらも結構早い段階からこの曲を歌い始めていたラムヤイ・ハイトーンカム。

自分としてもこの曲はラムヤイのキャラクターにも合っていると思っていたので、歌ってほしいとリクエストしようかと考えていたのですが、そんな隙もなく自ら歌ってくれました。

ラムヤイの場合は、使っているカラオケがグンが歌っているものと同じオリジナル・ヴァージョンです。これは多分、彼女のプロデューサーがグンのバンコク・ライブの実現に向けて働きかけていた経緯もあるのでしょうね。

◆ลำไย ไหทองคำ(ラムヤイ・ハイトーンカム)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)@ムアン・ボーラーン前(2016年7月11日)



そして、もう1曲は前回の記事でも紹介したウボンで観て来たチェリー・インコンサートが歌っていたヴァージョンです。

チェリーのヴァージョンは、個人的にどうしてもベリー達のダンスに目が行ってしまいます。多分、この振り付けはベリーが考えたオリジナルのものだと思うのですが、腰を大きく振るのもさることながら、屈伸を取り入れていたりして、テンポは速くないのに結構激しい事をしていたりします。

そんな所からもベリーのユニークさが感じられますね。って、曲と全然関係ありませんが(笑)。

◆เชอร์รี่อินคอนเสิร์ต(チェリー・インコンサート)/สิฮิน้องบ่(シ・ヒ・ノーン・ボ)@Fighter Jet Water Park(2016年7月9日)


他にもヌット・プラトゥムトーンやニッタヤー・サーラカームも歌っているのを聴いた事があるのですが、彼女達はまだもう少し練習が必要そうだったので、動画の紹介は割愛させて頂きます(ヌットのヴァージョンは一度YouTubeにアップしたものの、本人から「まだ満足できるレベルではないので」との理由で削除の要請がありました)。

自分の中では既に2016年最高の曲と決定してしまったこの曲。

まだまだヒットは拡大する事は必至です。

そして、まもなく、グンがバンコクに初上陸です!

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