2016年1月22日金曜日

【コンサート定番曲#1】ウェン・フォー・ロー・フィアオ(แว้นฟ้อหล่อเฟี้ยว)

コンサートに沢山行っていると、そこで度々耳にする曲があります。

特にルークトゥンのコンサートは、その時のメインの歌手が自分のオリジナルを歌うよりも、人の曲のカヴァーで構成される事が多いです。

カヴァーされる曲はその時々に世間で人気がある曲で、そうする事で歌手はお客さんのご機嫌をうかがう訳です。

また、カヴァーをされている曲がどういう曲なのかを知ることで、今タイではどういう曲が流行っているのかが分かります。

タイではラジオ局が独自にヒットチャートを作っているので、それらで人気のある曲がどういう曲なのかを知ることも出来ますが、コンサートでは目と体でタイ人の反応を知る事ができるので、よりリアルにその時の流行を体感できます。

そんなタイのコンサートでの定番曲を、これから取り上げていこうと思っています。

まずはコンサートで歌われれば盛り上がること必至の大人気曲「ウェン・フォー・ロー・フィアオ」です。

◆แจ๊ส สปุ๊กนิค ปาปิยอง กุ๊กกุ๊ก(ジェス・スプックニック・パピヨン・クッククック)

この曲をよく聴くようになったのは、昨年(2015年)の中頃からでしょうか。未だに色んなコンサートで頻繁に耳にする大人気曲です。

歌っているのはジェス・チュアンチュン(แจ๊ส ชวนชื่น)という人で、彼は本来俳優・コメディアンです。ただ、この曲を歌う時は「ジェス・スプックニック・パピヨン・クッククック」という名前(グループ名)を使っています。

この曲は多分何かの企画で作られたものだと思いますが、キャッチーな曲とユニークな踊りで大人から子どもまでに大人気になりました。

◆แจ๊ส สปุ๊กนิค ปาปิยอง กุ๊กกุ๊ก(ジェス・スプックニック・パピヨン・クッククック)/แว้นฟ้อหล่อเฟี้ยว(ウェン・フォー・ロー・フィアオ)


曲をプロデュースしているのは3.50(サーム・バート・ハーシップ)というグループで、彼らはルークトゥン的要素を持った音楽性があるので、その為かこの曲もルークトゥンのコンサートでも頻繁に歌われているという訳です。

ただ、この曲はいわくつきで、ちょっと前まで盗作疑惑で結構世間を騒がしていました。

この曲の元ネタはサントーン・シーサイという歌手が歌っていた「ヌム・フォー・ロー・フィアオ」という曲なんですが、このオリジナルを聴くと、パクったとかいうレベルではなく、まるっきりカヴァーです。歌詞を変えていくつかのパートをアダプトしているだけで、曲としてはそのまんまですね(サビのパートではちゃんと「ヌム・フォー・・・」と歌っている)。

しかし、これをジェスの曲の方では3.50が作ったみたいにクレジットしてしまったから問題になってしまったんでしょう。

◆สังข์ทอง สีใส(サントーン・シーサイ)/หนุ่มฟ้อหล่อเฟี้ยว(ヌム・フォー・ロー・フィアオ)


この問題が解決したのかどうか分かりませんが、コンサートでは今でも絶賛歌われまくり中です。

自分がこの曲を意識し始めたのは、去年特にコンサートを観る機会が多かったブア・ガモンティップと相方のジェス・スーパーショー(ジェス・チュアンチュン)がレパートリーにしていたからです。

当初、ブア達がこの曲をステージで歌う時は、コンサートの中盤や後半で歌っていたのですが、それをオープニングに持ってきた頃から、コンサートが冒頭から盛り上がるようになりました。

特に最近はジェスが出てくると「ギャーーー!!!」という黄色い悲鳴が聞こえる始末。本物じゃなくてそっくりさんなんだけどさぁ~w

◆บัว กมลทิพย์-แจ๊ส ซุปเปอร์โซว์(ブア・ガモンティップ&ジェス・スーパーショー)/แว้นฟ้อหล่อเฟี้ยว ฯลฯ(ウェン・フォー・ロー・フィアオetc.)@ラーム2・ナイトバザール


もちろん歌っている歌手はブアだけでなく、前座で歌われるのはもちろん、この前はモッデーンも相棒のゲップシーと共にこの曲を歌っていました。

◆มดแดง จิราพร-แก๊ฟซี(モッデーン・ヂラーポン&ゲップシー)/แว้นฟ้อหล่อเฟี้ยว(ウェン・フォー・ロー・フィアオ)@2015年10月10日、Big C
ナワナコン


この曲はまだ当面ステージでは歌えば盛り上がる曲として、重宝されるでしょうね。

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