2016年1月2日土曜日

【独断と偏見で選ぶ2015年のMVP】(1)男性歌手・女性歌手部門

สวัสดีปีใหม่2559(2016年、あけましておめでとうございます!)

昨年3月に始めたこのブログですが、ろくに更新できないまま年を越してしまいました。コンサートリポートは未だに8月分までしかアップできていませんし。

今年はもう少しペースアップできればと思っていますが、その為にはコンサートに行くのと家で作業するバランスを、もう少し上手く調整していかないと、と以前から思っているのですが、なかなか思うように行きませんね。

とりあえず区切りとして、2015年という年を振り返って見たいと思います。

以前のブログではCDのベストをあげて、その年がどんな年だったかを振り返っていたのですが、このブログでは部門ごとに最も優れていた人や物を選んでいこうと思っています。

ただし、あくまでの当ブログ管理人の独断と偏見ですので、世間の評価や売り上げとは全く関係ありません。

【男性歌手部門】ก้อง ห้วยไร่(ゴーン・フアイライ、写真左)
【女性歌手部門】บัว กมลทิพย์(ブア・ガモンティップ、写真右)

二人ともすでに僕が書いているタイランドハイパーリンクスのコラム「音楽天国タイランド」で取り上げているので、ご存知の方も多いと思います。

ゴーンは在籍していた4プー・バオ・ハオ・ドンドン(4ผู้บ่าวห่าวด๊งด๊ง)を脱退して、ソロ歌手として再出発。自身が作った「サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン(ไสว่าสิบ่ถิ่มกัน)」が特大ヒットして、現在最も注目されている歌手の1人となりました。

「サイ・ワー・・・」は現在も大ヒット中。コンサートでどんな歌手が歌っても、会場は大合唱になります。

このヒット曲の特徴は、大手レコード会社に所属している訳でもなく、大金を使って宣伝した訳でもないのに、このような大ヒットになったところにあります。

YouTubeにアップされた曲が口伝えで広まり、人気に火がつき、コンサートのオファーが殺到するという、これまでに無かった形での注目の集まり方でした。しかし、それはある意味、歌にとっては理想的なヒットのあり方であると思います。

動画は12月20日、南サムローン市場で行われたゴーンのコンサートで歌われた時の「サイ・ワー・・・」です。

◆ก้อง ห้วยไร่(ゴーン・フアイライ)/ไสว่าสิบ่ถิ่มกัน(サイ・ワー・シ・ボ・ティム・ガン)


一方、ブア・ガモンティップは曲がヒットしたとか、そういう訳ではありませんが、この1年間様々なコンサートを観てきた中で、自分的に最も成長が感じられた歌手でした。

2月に彼女のコンサートを観始めたときはまだ1人で歌っていて、その時もそれなりに目の前のお客さんを楽しませる力量は持っていたのですが、5月頃から相棒のジェスが加入。9月にはもう1人ゲックが入って、今は3人体制でステージをこなしています。

日に日にショーアップしていったブアのステージは、2月頃から比べるとはるかに盛り上がるようになりました。それは、常に現場を観察し、次はどうするかを考えているブアの父親の力が強い事も確かです。

また、若いということもありますがスタミナも相当なもので、コンサートは通常1時間ほどなのですが、ブアは場合によっては2時間休まずに歌い、踊り続ける事もあります。ぶっちゃけ、観ている方が疲れるつーのwww

さらにファンクラブ(日本ではその歌手を好きな人を「ファン」と言いますが、タイでそれを言うと「恋人」などの意味になってしまうので、タイでは歌手を好きな人の事を「ファンクラブ」と言います。会員制の組織がある訳ではありません)も増えて、年の初め頃は自分を含めて数人でしたが、その頃から比べると遥かに多くなりました。

ちなみに、自分がこの1年で観たコンサートを含めたブア関連のイベントは25回でした。と言っても、毎日のようにコンサートをしているブアからしたら、全然少ない方ですけど。

そんなブアのコンサート動画は、12月8日ホワイクワン競技場で行われたコンサートの時のものです。

◆บัว กมลทิพย์(ブア・ガモンティップ)/แว้นฟ้อหล่อเฟี้ยว~มารักกันหน่อย~จึ๊ก จึ๊ก~ผมรักเมืองไทย

今年一番活躍した歌手は誰かを考えた時、深いことを考えずに頭に思い浮かんだのが、この二人でした。

そんな二人が顔を合わせた瞬間が年も暮れの12月30日、ラムイントラで行われたコンサートでありました。

◆12月30日、ラムイントラにて。


ブアとゴーンという、自分にとっての2015年のMVP歌手2人が顔を合わせた記念碑的瞬間。ただ、残念ながら2人がステージ上で並ぶ場面というのはありませんでしたが。

それでも、自分にとっては待ちに待った日だったので、いつものように落ち着いてコンサートを観られる状況ではありませんでした(実はこの組み合わせのコンサートは、8月頃にある予定だったらしいのですが、結局実現したのは12月になってしまいました)。

ブアにとっては普段からゴーンの歌を歌っているということもあって、当然憧れの存在。そんな憧れの人を前にしたブアは、やっぱり緊張しているみたいでした。

詳しいことは後日ブログで書きたいと思いますが、この1年の総決算的コンサートであった事は間違えありません。

2人ともまだまだ伸び白がある歌手ですので、今年の活躍からも目が離せません。

2 件のコメント:

  1. 初めて 投稿します。
    ビリーの友達も げんさんに 会っているようですので・・・

    今年は ルークトゥンは不作の年だったような気がします。
    特に女性歌手が・・・

    ไสว่าสิบ่ถิ่มกันは すごいですね。
    年末年始 イサーンをまわっていましたが 
    この歌ばかりでした。

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    1. コメント、ありがとうございます。
      僕にとって2015年は男性歌手も女性歌手も充実した年でした。
      ルークトゥンモーラムはメディアが情報を発信してくれるタイプの音楽ではないので、自分で積極的に探していかないと面白みが分からない音楽だと思います。
      「サイ・ワー・・・」はメディアが後追いの形で取り上げるようになりましたから、世間的にも知れ渡ったのでしょうけど、それ以外にも良い曲、良い歌手は沢山いましたよ。

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