1回飛んでしまいましたが、今年(2016年)当ブログが注目している歌手はまだまだいます。
ただ、全員挙げていると限がないので、今回取り上げる二人の歌手で一応終わりにします。
前回、前々回と取り上げた歌手も結構マニアックでしたが、今回はさらにマニアックです。日本語のブログで取り上げられるのも、もちろん初めてでしょう。
2人とも女性のプアチーウィット歌手なんですが、まだキャリアもそれほど長くないということもあって、タイでもまだまだ知る人が少ない存在です。
【マームイ・ニパーポン(หมามุ่ย นิภาพร)】
一人目はマームイ・ニパーポンという歌手です。コラート(ナコンラーチャシーマー)出身との事でした。
彼女を初めて見たのは、国王誕生日の12月5日に王宮前広場で行われたイベントに出演していた時でした。
◆マームイ・ニパーポン@王宮前広場(2015年12月5日)
◆หมามุ่ย นิภาพร/แสนนาน@สนามหลวง(5 ธ.ค. 2558)※動画は撮りそこなったので、そむちゃいさん撮影のものをお借りしています。
ファッションからしてプアチーウィット歌手であることはすぐに分かると思います。
ただ、歌を聴いてもらえれば分かってもらえると思いますが、プアチーウィットというジャンルから連想される、重苦しい感じがしないのが特徴でしょうか。
プアチーウィットは文字通り、人生や生活についての不満や問題定義をテーマにしている音楽ですので(よく日本語で「生きるための歌」と訳されることが多いですが、はっきり言って日本語として意味がわからない)、聴いていると息苦しく感じたりする部分もあったりするのですが、マームイのその透明感のある歌声が、そういったヘヴィーな感じを和らげてくれていて、繰り返し聴いても疲れるような感じはしません。
◆หมามุ่ย นิภาพร/แสนนาน
◆หมามุ่ย นิภาพร/โง่กว่านี้มีอีกไหม
まだ2曲のオリジナル曲を持っているだけで、王宮前広場でのイベント以降、単独でのコンサートやイベントへの出演情報が入ってきませんが、今年は会える機会が増えるだろうと淡い期待を抱いています。
【ケー・コラコット(เก๋ กรกฏ)】
もう1人の注目歌手、ケー・コラコットもプアチーウィットのジャンルの歌手です。多分イサーン出身だと思いましたが、正確な場所までは追い込めませんでした。
彼女はペット・サハラットに見出された人で、ペットが仕切っているトップライン・インディーに所属しています。当然、曲もペットが書いています。
ケーもマームイと同じような声質のタイプで、やはり透明感のある歌声が特徴です。しかし、ケーの場合はどちらかというと、可愛らしい感じの声と言えるでしょうか。
彼女のライブは昨年(2015年)8月29日にラムカムヘン大学2の前にあるナイト・バザールで一度観たきりなのですが、喉で歌っている分、まだまだ音程に不安定な部分がありましたけど、そういった部分は今後場数をこなせば解消していくと思いますし、すでに熱心なファンも付いていましたので、将来的にはかなり伸びるのではないかと感じました。
◆ケー・コラコット@ラムカムヘン大学2前ナイト・バザール
◆เก๋ กรกฏ/เขามาน้องสิไป@ราม2 ไนท์บาซาร์(29 ส.ค. 2558)
◆เก๋-เบียร์ ท็อปไลน์/คารม@ราม2 ไนท์บาซาร์(29 ส.ค. 2558)
ケーのライブもまだまだ数は少ないものの、少しずつ情報は入ってきています。
実は年末に1回、ケーの出るライブの情報があったのですが、その時は他のライブと重なってしまい、残念ながら行けませんでした。
ですので、次回はケーのライブを最優先して観に行きたいと思っています。
◆เก๋ กรกฏ/ส่งแฟนเก่าเข้าสุสาน
◆เก๋ กรกฏ/เขามาน้องสิไป
絶対数の少ない女性のプアチーウィット歌手ですが、こういった有望な人材は確実にいます。
彼女たちがもっと活躍してくれるようになれば、男性歌手主体のプアチーウィットというジャンルももっと面白くなるのではないかと思いますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿