2016年6月9日木曜日

【音楽天国タイランド】第26回目はフォン・ラッダーワンについて

まだゴールデンウィークのライブリポートの途中ですが、今回は1回お休みして、宣伝です。

タイランドハイパーリンクスに連載中のコラム「音楽天国タイランド」を久々に更新しました。前回は2月の後半に更新していましたから、実に3ヶ月以上空いてしまったことになります。連載なんて言えませんね(笑)。


『音楽天国タイランド』第26回フォン・ラッダーワン:4冠受賞を成し遂げた期待のモーラム歌手


今回のフォンの4冠受賞は、正直全くの予想外でした。コムチャットルックでは前もって何部門かにノミネートされれば良いなぁ、というくらいの気持ちでしたが、ここまで独占に近い状態までなるとはビックリしましたね。

マハーナコンアワードは全然リサーチしていなかったので、フォンがノミネートすらされているのを知らなかったくらいで、授賞式会場には直前まで行こうか迷っていて、結局行かなかったので、今になって行っておけば良かったなぁ、と後悔したりして。

でも、そのマハーナコンアワードの後、フォンとスタッフ達が祝勝会の会場として選んだ場所が、ラムイントラにある「ローン・ナー・イサーン」というお店で、そこではその日、ラムヤイ・ハイトーンカムのライブが予定されていて、そこには自分は元々行くつもりだったので、行ったらフォンがいたという状況でビックリしました。

◆5月13日、ローン・ナー・イサーンでのフォンとラムヤイ。フォンはすっぴんなんで、この写真を掲載するのは気が引けますが・・・。

と、余談はこれくらいにして、フォンがこういう結果になったのは嬉しい限りですが、彼女にとってこれはまだスタートのキッカケに過ぎない、と思っています。

この受賞をキッカケにバンコク周辺のコンサートも入り始めてきましたが、これが続かないと意味が無いです。

いくつか見たコンサートのリポートはこの後、ブログでしようと思っていますが、実力はやはり賞を受賞しただけあってしっかりとしたもの。

ただ、賞を獲ったからっていて、コンサートに人が集まるかというと、そういう訳ではない所がタイのファンの厳しいところ。有名無名という事よりも、どれだけ楽しめるが彼らにとっては重要だからです。

そういった点では、まだまだ課題は残るところです。


◆5月27日、受賞記念&バースデー・パーティーでのひとコマ。結構、お茶目な所もあったりしてw





◆お祝いに駆けつけてくれたアーム・チュティマー、キャット・アティティヤーと。


◆サワット・サーラカーム先生もお祝いに来てくれました。


とはいえ、スタッフのサポートもしっかりしていますし、なかなかアルバムが出せる歌手が少ない昨今、既に1枚出していますし、現在も2枚目を製作中と、沢山いるモーラム歌手たちとはちょっと違ったポジションにいるとも言えますので、もしかしたら独自のブレイクの仕方をするかも、という期待もあったりします。


◆現在製作中の2ndアルバムからの曲「プア・チャン」



◆こちらの2ndからの曲「チョム・ロム・サーオ・プラペート・ソーン」



◆受賞の対象になった曲「ターン・ファン・サーオ・バンノーク」(5月28日、ペー・パーヌチャイとの共演コンサートより)


まだ若い歌手がどのように成長していくのか、それ追い続けるのもタイの音楽の楽しみの一つです。

自分にとってフォンは、そんな可能性を感じさせてくれる、数少ない歌手の1人と言えます。

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